◆有名でない企業が、就職先補になるには何が必要かを探る
⇒ 2種類のインタビュー調査 DIとFGI
大学生に対して有名でない企業が、就職先候補になるために必要な要素を探るインタビュー調査は、 「なぜ知られていない企業を検討しないのか」という障壁と、「何を伝えれば魅力的に映るのか」という訴求点の両方を深く掘り下げる設計が求められます。
デプスインタビュー(DI)や少人数のグループインタビュー(FGI)を組み合わせた設計が有効です。
理想的には、DIで学生個人の深い価値観と不安を特定し、
FGIで有効な訴求メッセージや情報提供方法の仮説検証を行う、複合的な設計が最も高い成果をもたらします。
求められる調査設計の方向性
この調査の目的は、単に「企業の魅力」を探るだけでなく、「認知度が低いことによる心理的な障壁」と「それを打ち破るための具体的な情報と価値」を特定することです。
1. 認知度の低い企業に対する「忌避要因」の特定(DI向き)
心理的な不安やリスクの深掘り: 学生が「知らない企業」に対して抱く漠然とした不安やネガティブなイメージ (例:ブラック企業、将来性がない、安定性がない、親や友達に言いにくい等)の具体的な中身を明らかにします。
意思決定プロセス:知らない企業を「候補から外す具体的なタイミングと理由」を、学生個人の経験や価値観に基づき深掘りします。
2. 魅力的な企業に感じる「本質的な価値」の特定(DI/FGI向き)
学生が「社名や事業規模」以外に、キャリアや働き方で本当に求めている価値を特定します。 これは、有名企業でも非有名企業でも共通する、採用メッセージの核となる要素です。
3. 情報提供における「適切な内容と方法」の検証(FGI向き)
どんな情報があれば、学生の不安が解消され、興味を持つか。
どのチャネル(採用サイト、SNS、イベントなど)で、誰から(人事、社員、経営者)情報を得たいか。
具体的な調査設計の要素
1. 対象者の選定(スクリーニング)
多様な学生の意見を聴取し、どこに共通の障壁があるかを探ります。
セグメントの例
有名企業志向の学生:なぜ有名企業が良いのか、有名でない企業に抵抗がある理由を深掘り。
業界・職種志向の学生:企業規模に関わらず、特定の要素を重視する学生の本質的な価値観を聴取。
就活の進行度:早期から有名企業に絞っている学生 vs 幅広く検討している学生。
2. インタビューフローの設計(質問項目)
質問は、一般論から個人論へ、意識から行動へと徐々に深掘りするように設計します。
I. 導入・アイスブレイク(キャリア観の現状把握)
キャリア観:「あなたにとって仕事で得たいこと、実現したいことは何ですか?」(抽象的な回答を具体的な状態まで掘り下げます。)
企業選びの基準:「有名・無名に関わらず、最初に企業を比較する時の判断軸は何ですか?」
II. 忌避要因の深掘り(無名企業への障壁)
第一印象:「もし全く知らない企業からスカウトが来たら、最初に何を考えますか? その不安は具体的に何ですか?」
リスク認識:「知られていないことが、あなたのキャリアにどのようなリスクをもたらすと考えていますか?」(例:給与、スキル、人間関係など)
情報源の信頼度:「企業の情報を確認する際、無名企業の情報はどこまで信頼できますか?」
III. 訴求点の特定と検証(魅力の本質)
価値観の言語化:「あなたが今、魅力的に感じている企業の『社名以外』の強みは何ですか?」(例:特定の事業内容、働き方、社員の雰囲気など)
非有名企業の魅力の仮説検証:「仮に『社員の成長速度が非常に速い』という特徴を持つ、知らない企業があったら、興味を持ちますか?その理由は?」
「『地域社会への貢献度が高い』企業ならどうですか?」
(プロービング)「その魅力を信じるために、企業にどんな情報を見せてほしいですか?」(具体的な数値、社員の体験談、事業の裏側など)
調査成功の鍵:デプスとグループの使い分け
調査手法:デプスインタビュー (DI)
適したテーマ:忌避要因、価値観の形成過程
理由:「知らない」ことへの個人的な不安やリスク認識は非常にプライベートなものであり、一対一で深く傾聴することで本音を引き出せる。
調査手法:グループインタビュー (FGI)
適したテーマ:情報検証、伝達方法、一般的な傾向
理由:複数人の意見を聞くことで、どの情報が広く共感を得るか、どの伝え方が受け入れられやすいかといった社会的な受容度を効率的に検証できる。
特定の大学生向け定量調査
大学生向けインタビュー調査
⇒ グループインタビューだけではなく、デプスインタビューにも対応いたします
大企業なのになぜこんなに採用に苦戦するのか?
⇒ 特定の業種・業界/特定の企業に絞り込んで苦戦原因の明確化と深掘り。
⇒ 大学生300名定量調査や特定大学を指定したグループインタビューなどで課題の明確化と深掘りを行います
■企業の直面する厳しい現実
・説明会参加者が急激に減ってきているため先⾏きが不安
・簡単に参加できるイベントの反応は比較的良いが、その後に繋がらない
・いつも内定を出せている学校からのエントリーが減少
・内定者数は例年通りであったが、辞退者が増加
■大学生の就職観のトレンド
・就職観は「楽しく働きたい」が主流派。「生活や趣味と仕事を両立させたい 」と「収入が高い」は増加傾向
・大手企業志向は半数を超える。中小企業志向が増加。∵初任給引き上げが中小企業に波及
・学生が就職したくない会社は「ノルマのきつそうな会社」が最多。「転勤が多い会社」も嫌われている
・「やりたい仕事ができる会社」よりも「安定している会社」が多数派
・一人あたりのエントリー社数は20~29社。エントリーシート提出社数は10~15社
⇒ エントリーシートを提出してもらえる会社を目指して課題を明確にし、学生確保の接点と競合を含む数値目標を探索します
■主な調査課題(候補)
・A社という企業を知っているか?
・何(どんなこと)を知っているか?
・A社に対してなぜ興味を持てないのか。周りで話題になることはない?
・学生に企業名や企業の特徴を周知できない≒就職先としての企業候補にならない
・学生にとって心強い「A社で働いている同じ大学出身の先輩」がいない
・学生が専攻や研究してきたことと、就職後の仕事内容がマッチするかわからない
・リクルート方法がわからない。(むしろスカウト型の採用の方が効率がよい?)
・他社と差別化し、A社に興味を持ってもらえるアピールポイントがない(探せていない)
・大学生との普段からの接点が少ない、どんなコミュニケーションが効果的かわからない
・内定を出しても、辞退されてしまう
▼就活先として選ばれないマイナー企業のポジションを打破できる知名度・企業イメージを探る
・自社が就職候補になりえているか?
・自社が就職候補になりえていない要因は?
・自社と競合会社に対するイメージの差 (イメージの格差はないか?)
・どうすれば就職先の候補になりえるのか?
・大学生の就職実態、就活プロセスの解明 ⇒ 第一希望の補欠候補になるには
・大学生向けコミュケーション活動の効果検証
▼企業が大学生を顧客にするための調査
・大学生の投資経験/投資意欲/投資への意識調査
・大学生のカラオケ利用実態、理想的なカラオケ店とは
・大学生の決裁方法は?現金よりもPayPay?使っている決裁サービスとその理由
コミュニケーションのヒント抽出:本人さえも気がついていない深層意識の中にあるニーズや要望を聞き出し、リクルート活動や新規顧客の獲得に役立てることが可能です。
超有名企業しか、思ったような大学生を採用できない厳しい現実
⇒ 地方の企業で働きたくなる要素、地方の企業が学生にとって魅力的になる要素
地方勤務の可能性は0なのか? 地方での暮らしのハードルが高いのか ハードルを打破する魅力とは?
・地方勤務を考えたことはある? きっかけは
・地方の企業だが上場企業であれば? 分野別に日本を代表する企業であれば?
・地方の企業だが成長率がものすごく高かったら?
・地方の企業だが待遇が都市部の企業よりも魅力的だったら? 給与水準が非常に高かったら?
・地方の企業だが、超有名タレントをテレビCMに起用していたら?
・地方の利点を生かす。広くて安い寮や社宅、仕事後や休日のレクリエーションの充実
・環境がよいリモートワークの場の提供
・通勤時のフラストレーションがない(電車が混まない。マイカー通勤もできる)
・アウトドアが趣味の人には、すぐにアクセスできる利便性
・日本各地に支社や工場、研究所等があり、どこへ赴任するか分からない大企業よりも、ある程度想像がつく地方企業の方が安心
◆地方のメーカーに就職してもよい大学生調査/理系学生インタビュー
調査項目案
・大学、学部、学科、専攻している分野、テーマ
・いつから就職活動を始めたか?
・どんな企業、業種、職種につきたいか
・就職活動の情報源、インターンについて
・就職先として考えている企業・業種
・企業規模、売り上げ、収入、有給、福利厚生、社風
・有名企業であること、安定した会社、優良な会社などについて
【A社のマイナビ情報、HPや会社案内を見せて】
・魅力に感じる部分
・魅力に感じない部分
・勤務するエリアと、そこで生活するイメージ
■インタビュー項目案
・大学、学部、学科、専攻している分野、テーマ
・いつから就職活動を始めたか? 始める予定か?
・どんな企業、業種、職種につきたかったのか
・就職先に求めること (企業規模、有名、売り上げ、給与などの待遇、有給、福利厚生、社風、働きやすさ、エリア)
・就職活動の情報源、インターンについて
・親や友人、教授、大学の就職関与度 ⇒ 同じ大学の先輩が入社している企業に入りたいか
・A社を知っているか? どんなことを知っているか? どんなイメージ? いつ、どこで知ったか
【コミュケーション施策提示①】
・広告認知、第一印象、広告評価(自分向きに感じる点)、広告認知経路、広告による企業イメージ変化や態度変容などを確認
・A社に足りないこと、魅力的でない理由、自分向きに感じない理由
・A社のホームページ評価 ⇒ 働いている自分をイメージできるか
・A社のマイナビページ評価 ⇒ 情報を理解してA社に対してどのように感じるか
【A社を理解した上で コミュケーション施策提示②】
・印象、広告評価、広告認知経路、広告による企業イメージ変化などを確認
MROCのパイオニアSARは、定性調査職人の集合体です
『フォトインサイト』システムをデザインした匠が調査を設計、
各パートの定性調査職人が調査を実施いたします。
(リモートインタビュー、日記調査、MROC、ハイブリッド調査等)

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