マークスJP自主調査
DATA BANK
東京新聞の特徴解明 第10回自主調査 調査結果





新聞各紙に対するイメージ


 ■調査結果

▼ 新聞各紙のイメージ

朝日は「伝統」「日曜・土曜版が充実」、読売は「伝統」「文化スポーツ」「活気」、日経は「個性的」、ブロック紙で「地域・地元面が充実」とイメージされている。

  • 朝日新聞と読売新聞では、6割以上の人が、「伝統がある」とイメージしている。読売新聞ではそれに加えて「文化スポーツ活動に熱心だ」「活気がある」とイメージされることが多い。朝日新聞は「日曜・土曜版が充実している」とのイメージも確立している。
  • 日本経済新聞は、「個性がある」とイメージ されている。
  • 「地域・地元面の記事が充実している」新聞は、北海道新聞や中日新聞といったブロック紙に対して多く回答された。


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  • ▼ 東京都在住者の新聞各紙のイメージ

    東京都在住者は全国紙に対し多くのイメージを回答し、特に朝日・読売に対し多くのイメージを持つ。また、都民の2割が東京新聞に対し「地域・地元面の記事が充実」というイメージを持つ。

  • 東京都在住者に限って各紙のイメージを比較すると、全国紙が幅広くイメージを形成している中で、東京新聞 は「地域・地元面の記事が充実している」と認識されている。またその為か、「個性がある」とのイメージの回答率は毎日新聞を凌駕し、読売新聞に迫るスコアである。


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  • ▼ 配布エリア居住者別 ブロック紙・準ブロック紙イメージ

    全国紙の支配力が強くない地方都市において、ブロック紙へのイメージ想起は強い。

  • 北海道新聞、河北新報、中日新聞は各配布エリア居住者にとって「地域・地元面の記事が充実している」新聞であると強く認識されている。
  • 中日新聞は「日曜・土曜版が充実している」「文化スポーツ活動に熱心だ」との認識が強い。
  • 北海道新聞と河北新報は「伝統がある」と道民・県民にイメージされている。


    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  • ▼ 各ブロック紙閲読者によるイメージ

    全国紙の影響力が非常に強いエリアにある東京新聞は、閲読者に限ると「個性的」「土日版の充実」「番組欄の充実」といったイメージを他のブロック紙閲読者より強く認識されている。

  • 読者による各ブロック紙のイメージは配布エリア居住者のイメージとは大きく異なる。
  • 北海道新聞、河北新報読者では「伝統がある」とのイメージが強い。(河北新報はn=13)
  • 中国新聞は「文化スポーツ活動に熱心だ」とのイメージが高い。(但しn=16)
  • 東京新聞では「地域・地元面の記事が充実している」(63%)というイメージに加え、「個性がある」(59%)、「日曜・土曜版が充実している」(48%)、「番組欄が充実している」(44%)といったイメージが形成されている。
  • 配布エリア居住者別では「番組欄が充実している」は北海道新聞、「日曜・土曜版が充実している」では中日新聞がイメージされることが多いが、実際の読者では東京新聞読者のほうが「番組欄が充実」「土日版が充実」との回答率が高い。
    ※ただし東京新聞読者はn=27










  • 新聞各紙のイメージ 【複数回答】



    <新聞各紙のイメージ・全国対象>



    <東京都在住者の新聞各紙のイメージ>




    <ブロック紙配布エリア居住者別イメージ(ブロック紙)>



    <各ブロック紙読者による閲読紙イメージ>

    第10回マークスJP自主調査
    調査日:2007年3月9日〜21日





    月額3250円で購読できる「東京新聞」は、定期購読する価値がある新聞なのか?
    調査データと併せて徹底解明すると....

    ■東京新聞のホームページより「東京新聞」の紙面の特徴を抜粋すると..
    .  東京新聞は、120年余の歴史を持つ新聞です。「東京新聞」の名前は昭和17年(1942年)に「都新聞」と「国民新聞」が  合併したときからですが、その前身までさかのぼれば、誕生は明治17年(1884年)になります。 いま、唯一の「首都圏の地元紙」として東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木の1都6県、そして静岡県東部を主な発行区域にしており、その「分かりやすい記事」「親しみの持てる紙面」は、多くの読者に親しまれています。  東京を舞台に生活や仕事をする人のための、地域に密着したニュースや情報が満載。  政治・経済・社会などのトップニュースも、「東京の視点」で見ることにより、よりわかりやすく、より親しみのある記事として伝えます。  あなたが知りたい、東京があります。それが東京新聞です。
     
    ⇒ 東京新聞なのに、静岡県や北関東でも発行してるの? もっと東京エリアに絞り込んだ方が密度の高い紙面になるのでは??
     ⇒ 唯一の「首都圏の地元紙」というワードは偉そうで鼻につきますね。
     ⇒ 東京を舞台に生活や仕事をする人のための...という表現は素敵ですね。

    ●「 とにかく東京のニュースが豊富です。」 ⇒ 東京新聞だから当たり前ですよね。 もう少し具体的にどこが豊富なのかをホームページ上でも表現した方がよいと思いますよ。 ハガキサイズのチラシの方が東京新聞特徴がよくわかります。もしかして、WEBを制作しているのはお堅い記者さんですか?
    ●「 探している東京の情報が見つかります。」 ⇒ 「東京どんぶらこ」や「東京慕情」や「Tokyo発」や「わが街わが友」など、 確かに東京の情報を独自の切り口で語っていて評価できると思います。それにしても、ホームページの表現がシンプルというか、芸が無いというか、 本当に売る木があるのでしょうかと心配したくなるほどあっさりしすぎと思います。
    ●「東京ならではの視点」のおもしろさ。 ⇒ 区議会やエリア単位の記事が多いですよね。もう少し都庁というか石原都政などへするどく切り込んだ記事も読みたいと感じますが
    ●「 そして、家計にやさしい購読料。」 ⇒ やっぱり、これが最大の特徴かなあ。日経新聞(朝夕刊)で月4,383円なので、年間52,596円。 朝日新聞は(朝夕刊)で3925円なので、年間47,100円。
    これに比べて 東京新聞(朝夕刊)で3,250円なので、年間39,000円。なんと4万円を切っているよ。飲兵衛の自分は缶ビール(約200円)で換算すると60缶分余計に飲めます。


    ■東京新聞のその他特徴「読者である筆者の私見」
    ●ちびまるこちゃんの4コマ漫画が楽しい
    ●スポーツ面は、中日ドラゴンズに加担しすぎである(読売新聞の巨人贔屓よりましか?)
    ●折込チラシが極端に少ない....不動産のチラシが読めないのは辛いです。非常にエコだとは言えますが
    ●コラム(鎌田さん、辛酸なめ子、その他) が面白い
    ●自民党政権時代に、最も批判精神に満ちた記事を掲載していた(なんと、民主党政権になったら、即民主党批判の記事が掲載されてびつくり)
    ●テレビ番組のお薦めが読み応えあり
    ●本社が愛知県なのに「トヨタ」に対するするどい批判記事が、すがすがしい


    【東京新聞の特徴と購読評価のまとめ】
    最初は安かろう悪かろうのページの薄い新聞だと、見くびってましたが(すいません)...見事なまでに内容がギュッと凝縮された「山椒は小粒でピリリと辛い新聞」でした。
    私は職業柄どうしても日経新聞に目を通さねばならないのですが、日経と記事内容が重ならなくて、とても併読しやすいです。
    東京新聞は経済に弱くて(当たり前か)、日経は、非常に政治とスポーツに弱い(ほとんど大企業と政府の御用聞き新聞なのでしょうがないですが) そして、東京の視点書かれた記事は共感できるものが多いです。でも、東京新聞には埼玉の地域情報や記事とかあまり要らないんだよな。
    独自の視点で物申すというスタンスは、本来の「朝日新聞」のスタンスであったはずだが、 記者クラブの中枢に位置する官僚化した朝日新聞にはもはや、何の期待も出来ない。朝日新聞21世紀版が「東京新聞」なのかもしれません。
    我ながらナイスコピーでしょうか?
    「中道左派」向けの新聞なようですので、右よりの方へはお薦めいたしません。
    昔の朝日新聞が好きで、週刊誌のように政権批判が読みたい人向けの新聞です。 後、お金を少し節約したい方。分厚い新聞より、適度な量の記事が読みたい方にお薦めの新聞です。
    なんか、飲兵衛の昔ながの気骨ある記者が多そうに感じるのは私の偏見でしょうか。






    ◆データについてのお問い合わせと転載許可及び詳細データ購入希望の方はこちらまでご連絡ください。





    更に詳しい調査結果をお求めの方はこちら。(クロス集計結果の購入方法)

    第10回 自主調査調査概要

    マークスJP自主調査一覧<TOP>



    | 戻る |