週刊ユベントスfrom中目黒
2004−2005シーズン【セリエA】



週刊ユベントス 2004年9月〜11月☆★☆ 更新日2004.12.10
■第12節 チェバの抜けたレッチェは意外に強かった でもテュラムの牙城は崩せない
■第11節 なんだよビオラは1トップ+2シャドウじゃないのかよ! 引き分け狙いでは...
■第10節 連勝ユーベを止めたのは?   南米のようなイタリア南部
■第9節 なんかサラジェータが凄いことになってます。 早くも昨年のゴール数を超えました
■第8節 デルネーリのローマは? これは建て直しに時間がかかりそうです
■ミラノダービー 今年のダービーは凄い それは珍しくインテルが
■第7節 アレックス復帰 流れの中での今期初ゴール
■第6節 メッシーナはキエーボや昨季のサンプのような戦力は感じないが..不思議なチームです
■オマーン対日本 やや成長したのかもしれない? MVPは誠
■第5節 ウディネはしぶといチームだ。ショック!トレセゲ離脱???
■第4節 あれれ...強いぞパレルモ!
■第3節 サンプドリアってこんなに弱かったけ???
■第2節 トレセゲスパーク!
■第1節 エメルソンは凄いよ。たった1試合でユーベは彼のものに?
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「週刊ユベントス」from中目黒 2004年4月〜 セリエA
 山手通り11FよりWELCPMEエメルソン&カペッロ
(節操がないのがユーベファンです。いい物はいいんです)
(エメルソンとネドベドがいればFWは誰でもよいのかも?と思い始めた男の勝手な観戦日誌)


   ☆異論反論オブジェクションと励ましの投稿?はこちらにメールください!☆
   
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2004.11.24(水)  ブンデスリーガ 第 節 HSV対ウォルスブルグ atハンブルグ  スカパー

高原の動きはいい。新監督のトーマス・ドルになってからはスタメンが定着し、
ゴール前でまたもキーパーと1対1。それはないだろう高原!!! スカパーで観戦していた30万人ほどの日本人は肩をガックリ落とした。。
3−1で勝ったけど...昨季から何回1対1をはずしてるんだろう?
ひそかに応援しつづけてるだけに...がっかりとしかいえない試合である。
途中出場でどうでもよいだめ押しゴールをきっちり決めるロメオとの差が浮き彫りになったのがまたさみしい。
間違いなくその運動量と効果的な飛び出しで、チームへの貢献度が高いだけに...よけいアーアーだよ。



2004.11.21(日) エルクラシコ バルセロナ対レアルマドリッド atカンプノウ ◎録画観戦◎ WOWOW

この試合を見るためにWOWOWに金を払っていると言っても過言ではない。

しかし、ロナウジーニョのわかっていても止められないあのフェイントとドリブル、精力的な運動量はなんなんだ?????
マラドーナ以降の現代サッカーで、最も金を払っても見るべき価値がある選手かもしれない。

そして、デコとのブラジル人(出身)同士のバス交換は、ジーコとソクラテスのパス交換に匹敵するほどビューティフルで楽しい。
ポルトのデコにモナコのジュリという昨季のCL決勝戦のいいところ取りみたいな選手補強に疑問符を持っていたが
いやいや大変失礼しましたライカールト監督。
個人技と高度なチーム戦術が芸術的に溶け込んだこのサッカーは誉めること以外ありえない。
まあ、でもやや年老いた感があるレアルもそれなりに頑張ったましたよ。

最初の30分を見ただけでセリエAにこのカードより面白い試合はないと感じた。正直ね....
私はエトウのゴールはロベカルのミスだとあまり思わない。もちろんやや緩慢なプレーではあったが...
ストライカーはGKへ戻す球を常に狙っているが、あのスピードであのタッチでボールを奪ったこと自体を誉めるべきである。
最初からあのバックパスがあることを知っていたとしても、あのエトウの見事なかっぱぎプレーを再現できる確率は決めて低い。

3−0でバルサの圧勝\(^−^)/ エくアドル敗戦からトンボ帰りのロナウドはさすがに体の切れがなったスね。
グテイはスバラシイプレーヤーであることに間違いないが
あの大半が攻めあがった陣形内で、且つ、大半のスター選手が守りの意識が希薄な中でワンボランチ。
または、ベッカムとのダブルボランチは辛いしょう。
ジダンが現役最高のトップ下であることはユベンティーノの私はよく知ってますけど
ロベカルとフィーゴ、ラウールを含めてやや年を取ったかなあ...というのが最大の感想である。
フレッシュな生きのよいバルサに対して、 中盤の出足が完全負けいたことが最大の敗因、現在の大きな差に結びついたと考えるのがまっとうである。

いつも笑顔が耐えないロナウジーニョっていいよねえ。骸骨チックなのが...
オリンピック日本代表と戦った角刈り時代はいかついあんちゃんだなあと思ったが
いやあバルサはすばらしい。しかし、イコールリーガエスパニョーラが面白いではありません。



2004.11.14(日) 第12節 フィオレンティーナ対リボルノ atアルテミオ・フランキ ★LIVE★ スカパー

ブーゾ監督代行はやや厳しい表情で、このゲームもワントップ+ツーシャドウで試合臨んだ。


リガノ..



2004.11.14(日) 第12節 レッチェ対ユベントス atビア・デル・マーレ  ◎録画観戦◎3.1型生放送有り◎ スカパー



チェバントンが抜けて、コリャ2部落ちかと思っていたレッチェは、ゼーマンを監督として招聘し非常にスペクタルなサッカーを展開している
成績も申し分ない。

背番号10番をつけるブルガリア代表の18歳ヴァレリ・ボイイノフが、エース格に成長し、非常に期待して見ていたが
残念ながら、リリアンとファビオ・カンナバーロにより前半45分間ほぼ何もすることが出来なかった。
さすがにこの才能豊かな18歳に対して、昨季のチェバのように1人でユーベDF陣を掻き回せというのはちょっと酷であろう。
もしかしたら、チェバントンでも今年のユーベDFは切り裂けないかもしれないし....

今年のユーベ最大の強さの要因は、私が語るまでもなくこのDFラインにある。
カペッロがエメルソンを連れてきたことはもちろんポイントが高いが、
彼の采配の最大のヒットはテュラムをセンタバックに抜擢(固定)したことである。
リッピはセンターをやりたいというリリアンの申し出に対して、その潜在能力の高さは十分承知していても
モンテーロとフェラーラとの 長い年月の人間関係から彼を外してまではセンターに起用できなかった。
しかし、何の人間関係の束縛もなく、最もよい選手を起用するというポリシーのカペッロをこれを成し遂げた。

また、手前味噌な話ではあるが、おそらくテュラムのセンターバックとしての能力はサッカー史上最高レベルに近い水準を維持しており
これに匹敵するのはフランコ・バレージ位しか思い浮かばない。また、GKポジションとしてプッフォンとボランチポジションとしての
エメルソンもアーセナルのパトリックと並んで現役最高の選手といえる。もう一つ身びいきで言えば、現在のジャンルカ・ザンブロッタは
総合力で明らかにロベカルを上回って世界位置の左サイドパックと考える。
この4名が後方を強力支えていることが最強ユーベのベースである。
極論すると、この4人の前方にネドベドとマウロ・カモラネージが位置し、サイドから正確無比なボールが供給されている限り
FWはある一定レベルに達する選手であれば...誰でも構わないのかもしれない。
※もちろん、今年のズラタンの貢献と活躍は彼誇示の能力の高さによるもので、心から賞賛しておりますが...
まあ、今年のユーベあればトレセゲ負傷欠場でも、マルセロ・サラジェッタでさえ(失礼)を穴を埋める活躍が出来てしまう...
そういうわけで、ズラタンがいつものようにDF数名を引き付けて、折り返したセンタリングのボールを雨でびしょびしょなグランドの上を
蝶のように舞ったデルピエロのフェイントからのシュートでなんなく先制点を上げた。前半10分である。お見事!!!

この1−0で楽勝かと思っていたが、後半のゼーマンによる攻撃的な選手交代により、何度か肝を冷しましたし、
ボイイノフ君もその片鱗をずんぐりモッコリしたその体躯から表現されました。 しかし、恐らくサッカー史上最強のDFラインは
この攻撃を跳ね返して1−0と連勝再開となりました。

しかし、昨年だとネドベドがスタメン欠場しただけでばたついていたチームが、この試合は途中でネドベドがいないことを全く忘れていた。
味方ながら恐ろしいチームである。 敵は38試合となった長丁場だけか?



2004.11.11(木) 第11節 ユベントス対フィオレンティーナ atデッレアルピ ◎録画観戦◎3.1型生放送有り◎ スカパー

ミッコリは古巣に復讐を果たせるのか? ゼブラキラー中田は活躍するか...
しかし、疲労蓄積のヨルゲンセンがスタメン落ちしてフィオは、ミッコリの1トップにやや高い位置に中田+4MF+4DFという
超守備的陣形で望んだ。
中盤を圧倒的に支配されるが、80%を守備に割く中田のサイド際の守備も貢献して前半は0−0で折り返す。

後半もズラタン・イブラヒモヴィッチ のポストプレーとデルビエーロのドリブルを中心とした攻めに、何度かゴール前までボールを運ばれるが
トーマス・ウイファルシとウィリアム・ビアリを中心としたビオラDF陣が、水際で跳ね返す。
しかし、今や史上最強のセンターバックと化したリリアン・テュラムとカンナバーロ、その前に魔人のように立ちははだかるエメルソンの
中心ラインに対して、前線にミッコリのみを残すフィオの陣形では、ユーベに対してかすり傷すらつけることは出来ない。
ディフェンダーとして職務に不満を残したまま中田がヨルゲンセンと交代すると、ゲームは動いた。
0−0狙いの ブーゾビオラに対して、致命的な1点が入った。ルーベン・オリベラのユーベ初ゴール。
マルティン・ヨルゲンセンを起点に、フィオも反撃を試みるが...後半途中からでも得意の1トップ+2シャドウを実践しなかった
フィオの采配が残念な試合であった。 1−0でユーベの完勝。


2004.11.7(日) 第10節 レッジーナ対ユベントス at オレステ・グラニッロ ◎録画観戦◎3.1型生放送有り◎ スカパー

ユーベ見たさに南部のスタジアムは溢れんばかりに満員状態である。

試合開始10分ほどでほぼゲームを掌握したユベントスに対して、レッチエは日本代表に対するシンガホール代表のように散発的な攻撃しか仕掛けられない。
しかし、ファビオ・カンナバーロのクリアが、ジュゼッペ・コルッチの胸にあたり...これがループシュートのような弾道でジャンルイージ・ブッフォンの
頭の上を越え、ゴールネットに突き刺さった。
このゴールの僅か1分後に、ズラタン・イブラヒモヴィッチがDFからのパスをカットし、そのままゴールを決めて1−1。
ユベントスのファンも南部のファンもこの日本リーグのようなお粗末な守備にユーベの勝利を確信したが...
あまりにも早い同点ゴールによって、ややユーベの選手の気も緩んでしまったのかもしれない。1−1で前半終了。

ボール支配率で7−3。ゲーム支配率で90%をユーベが掌握していたが、試合内容と結果が必ずしも一致しないことがサッカーの醍醐味ではあるが、
中立的な後藤氏も「今のは故意に腕を動かしました」というDFのハンドも、ズラタンのゴールも認められず迎えた後半26分。
ザンボーニのFKが壁にあたってやや角度変わったボールがブッフォンの横を転がりゴール。
後半28分にジュゼッペ・コルッチが退場して10人になってから、
その直前まで日本リーグのチームのように全く気意思統一の無かったレッジーナが急にまとまりをみせ始め、
守備専念を決めると同時に各自が自分が頑張らねばと、しつこいセリエAのDFを開始した。
今にして思うと、相手が11人のまま方がなんとなく追いつき、なんとなく逆転したかもしれない。
その後もユーベの猛攻を水際防衛でレッジーナが鎬ぎ、ロスタイム。
途中出場のオリビエ・カポがゴール前で見事な胸トラップからシュートを決め劇的に同点に追いついた。嬉しいセリエA初ゴール。

しかし、ゴールを認めた主審に対してレッジーナがなぜか詰めより講義、線審に確認してゴールが取り消された。
講義によりゴールが取り消されるなんて、まるで南米の試合のようだ。

そして、オレステ・グラニッロは南部であった。

連勝ユーベを止めたのは...



2004.11.7(日) 第10節 フィオレンティーナ対インテル atアルテミオ・フランキ ★LIVE★ スカパー

3ゲーム目となったブーゾ監督代行は余裕の表情で、このゲームもワントップ+ツーシャドウで試合臨んだ。

中田は前の試合と比較すると並程度の活躍しかできなかったが、さすがにコルドバ、マテラッツィ、サネッティのインテルDF陣に
ミッコリともども自由にさせてもらえない。
運動の疲れで(私)がうとうとしてしまったので、所々見ていないが....
2連勝で波に乗るビオラが、前半にダリオ・ダイネッリのゴールにより主導権を握った。

レコバが引っ込んでから登場したオバフェミ・マルティンスのスピードには、フィオのDF陣が全く対処できず、
この右サイドをゼ・マリアにつけ込まれ、世界有数の正確なクロスを何度も上げられてひやひやする展開が続く。
なんとか逃げ切りを図れるかとと思い始めた後半35分にアドリアーノがシュートを決めて1−1。

さすがにこのレベルの相手には、前線の目標(タワー)になるFWがいないとやや厳しいですね。
リガノがどの程度セリエAで活躍できるかは全く未知数ですが...



2004.11.1(月) 第9節 ユベントス対キエーボ atデッレアルピ ◎録画観戦◎3.1型生放送有り◎ スカパー

デルネーリが抜けたキエーボはどうなってしまうのかと心配していたところ...
サルヴァトーレ・ランナとロレンツォ・ダンナというお馴染みのメンバーを中心とした守備陣は非常に安定しており、
フランコ・セミオーリ、ロベルト・バローニオ、ダニエレ・フランチェスキーニ、マッテオ・ブリーギの4人で組む中盤も
出足が早いプレスもとても効果的である。 ※「出足」についてはいずれまとめて記述したい
また、フェデリコ・コサットは決定力は鹿島の鈴木と同程度ととても得点力は低いが、鈴木と同様にポストプレーと前線からのプレスの役割を泥臭くこなし、
チームに対する貢献度はとても高い。
前半20分まではミラクル・キエーボ健在を感じさせた。   非常に手ごわい相手(ローマよりもはるかによいチーム)であった。

しかし、マルセロ・サラジェッタがオフサイドラインを確認して一度ラインまで戻ってから、背後からのパスに対してゴール前に走り出し
まるでトレセゲのように?落ち着いて 右足でゴール右隅に蹴りこんだ。今期4点目...昨年のゴール数を既に上回り
トレセゲ、アレックス、ズラタンのゴール数に並んだ。1−0で前半終了。

その後のキエーボも決して悪い戦い方ではなく、おそらくここ9試合ユーベが戦った相手の中でもベストチームであった。が...
後半20分にキエーボの奮闘をあざ笑うかのように、ペナルティエリアから5m外、ゴール右45度のネドベドゾーンから
キーパーの手が届かないゴール右隅に、いかにもネドベドな切れのある?放物線のミドルシュートを決めて2−0。
更に、絶好調ズラタン・イブラヒモヴィッチがいつものように3名程度のDFを引き連れ、ゴール前を強引にこじ開け3−0。

くどいですが点差ほどゲームはあれてなかったし、キエーボの中盤は最後まで諦めずに頑張りましたが、単純にFWの決定力に差がありすぎました。



2004.10.31(日) 第9節 フィオレンティーナ対レッチェ atアルテミオ・フランキ ★LIVE★ スカパー

2ゲーム目となったブーゾ監督代行はこのゲームもミッコリのワントップに、ヨーゲンセンと中田のワントップ+ツーシャドウで試合臨んだ。

いまや大エースに成長したヴァレリ・ボイイノフを中心としたレッチェにややてこづったものの、
前半ロスタイムのマルティン・ヨルゲンセンの角度が無い地点からの見事なシュートにより先制して、かなりビオラぺーすとなった。

後半も中田・ヨルゲンセン・マレスカ・オボドの中盤の4人がうまく絡み合い、フィオがチームとして機能し始めてのが嬉しい。
試合は、フィオが2店目を上げて試合を決めるか、捨て身のレッチェが追いつくかというスリリングに時間が後半17分ほど経過し
オボドの2点目でほぼ勝負有り、そして中田がゴール前で...例のパスをオボドに供給して3−0。
なんか、ジョホールバルの日本対イラン戦で、足がはやいことだけが取柄の岡野が再三シュートをせずにパスしたのとダブって見えたが
個人的には才能を高く評価する(チームに必要な)ジョルジオ・キエリーニまでもシュートを決めて4−0で完勝

中田もチームでの立場が少しよくなったかもしれない。


2004.10.28(木) 第8節 ユベントス対ローマ atデッレアルピ ◎録画観戦◎3.1型生放送有り◎ スカパー

ローマはカッサーノが復帰して、モンテッラ、トッテイという最強の布陣で臨んできたが...

さすがのデルネーリもこの短期間ではオフサイドトラップを多用するDFラインは組めなかったようである。
強力なセンターバックがいるこのメンバーでは、あるいは極端オフサイドトラップは多用しないのかもしれない。

+エメルソンと−エメルソンの差が非常に顕著に表れて、中盤の鎬合いとDFの安定感を比較すると、大人な子供チームほどの差が存在する。
カウンターの形でトッテイからのひらめくのあるパスが、モンテッラor愛弟子カッサーノの通る以外、攻撃の術はない。
但し、トッテイ−カッサーノのホットラインはヨーロッパ一強力であるので十分注意は必要ではあるが...
好調なデルピエーロが先制点をGET。後半に狂い咲き状態のマルセロ・サラジェタが追加点を上げて2−0で完勝。
やや古巣対決で強烈なブーイングを浴びまくったエメルソンが気負いすぎて、イエロー2枚で退場がやや痛いか?



2004.10.27(水) 第8節 レッジーナ対フィオレンティーナ at ★LIVE★ スカパー

モンドリコ辞任によって監督代行が指揮をとることになったがミッコリのワントップに、ヨーゲンセンと中田のワントップ+ツーシャドウ
というフォーメーションは継続のようである。
非常に眠たい試合の多いレッジーナ戦であるが、昨年よりはやや選手間の意思統一感が感じられる立ち上がりを見せてくれた。

中村俊輔のサポートを忠実にこなすジュゼッペ・コルッチとジャコモ・テデスコの運動量と出足の早さにより
中盤はややレッジーナ優勢である。但し、毎年期待を裏切り続けるエミリアーノ・ボナッツォーリもワントップではやや気の毒である。
足が遅いだけでなく出足の悪い中村ではシャドウの役割はこなせない。ボナッツオーリ+スピードのあるセカンドアタッカー+トップ下で俊輔が
理想的と考えるが...
逆にハイボールが使えないミッコリのワントップだと立体的なパスが使えず、平面的なブレーに終始してしまい、これを機能させるには
前線の3人+ボランチがよほど息の合ったプレーをせねばならない。
ホームのレッジーナがやや押し込みながら0−0で前半終了。

後半になってややレッジーナの攻撃が機能しなくなるが、カルロス・パレデスがゴール前で押し込み先制点を上げる。
中田が引っ込んだのでチャンネルを変えようかすると、中田交代1分後にエンツォ・マレースカが同点弾。
全く機能しなくなったレッジーナをあざ笑うかのようなシュートをミッコリが決めて2−1で監督代行が初勝利。

後半途中からのレッジーナは昨年同様にセリエで最もつまらない退屈な試合をするチームに逆戻りしていた。
日本人がらみでなければ見たくない。日本人がいてもあまり見る価値が無い試合であった。



2004.10.26(火) 第7節 ミラン対インテル atサンシーロ ◎録画観戦◎共聴3.1型生放送有り◎ スカパー

若造俺のサイドは抜かせねえぞ...というアドリアーノに対するカフーの気持ちの入ったスライディング。ネスタの真剣な表情。
マルディーニの眼光の鋭さと...ミランベテラン陣のプライドを賭けた特別なゲームであることが
試合開始早々からひしひしと伝わってくる。

シェフチェンコとツートップを組むエルナン・クレスポは、卒業試験に臨む生徒(古い?)に近い緊迫感...
そして何よりもゲームが面白い原因は、インテルが例年に無いほどまともなチームであること...
要はミランと五分に張り合えるチームであることが最大の要因である。
インテルがスクデットに関係ない位置にいる場合は、どうしても意地の張り合いだけの大味な試合なってしまうことが多かったが
このゲームは違う。ベーロンを中心にエムレ、スタンコヴィッチ、エステバン・カンビアッソと
ハーモニーの取れた中盤が大人のディフェンスとオェンスを心地よい緊張感の中で「繰り返し」魅せてくれる。

しかし、主役はアドリアーノのようである。彼がドリブルを始めると、ボールを持つとミランのバッジホルダーであるベテランDF陣が
3人4人がかりで体を張って止めに来る。
その分クリスティアン・ヴィエーリがフリーになり、何度となく決定機が到来するが...今年のビエリは決められない。
カカからのすばらしいクロスがエルナン・クレスポやどフリーのマッシモ・アンブロジーニに渡るが
こちらも決められない。  危険を察知するたびにジェナロ・ガットゥーゾがインテルの選手を削りに向かう。
フアン・セバスティアン・ベロンが落ち着いたポジション取りと全くミスの無いトラップ・バスを繰り返す。
アンドレア・ピルロからのショトガンパスがアクセントを付ける。カカーは完全復活といっていい長い距離のランニング...
そのドリブルはファールでしか止め様が無い。ハビエル・サネッティやジュゼッペ・ファヴァッリが体を投げ出して
己の全存在を賭けてカカーのドリブルを分断する(イエローカードを連発)。しかし、理にかなった必要なファールである。

あれよあれよという間に90分のゲームが終了。
このように中盤の締まった内容も技術も高いゲームであれば、0−0でも大満足である。

マンチーニのインテルは結構強いかも...じゃじゃ馬タイプのヴィエリ、レコバ、ダービッツの操縦もここまでは見事である。



2004.10.24(日) 第7節 ウディネーゼ対フィオレンティーナ atフリウリ ★LIVE★ スカパー

久々に生で見た中田英寿は、ファブリツィオ・ミッコリのワントップ後方に、マルティン・ヨーゲンセンともに
ワントップ+ツーシャドウ?の三角形で配置された。ヨルゲンセンがやや左サイドや中盤にと広範囲に動いていたため
試合の途中からは中田はFWなのか?と思う場面が多かった。
実際にミッコリよりも楔の動き・役割を多くこなしていたので実際にFWとしての起用であったのかもしれない。

客観的にビオラはヨルゲンセンとミッコリのチームであり、何とか起点になろうと動き回るが有機的に機能できない中田には
チームに馴染めない外様感が漂った。
これは、ディバイオと意思の疎通が取れなかったパルマ加入直後に大変酷似している。
中田は昔からチーム戦術理解に難がある「俺流」ストライカーとはあまり相性がよくないし、当然相互理解に時間がかかる。

とにかく、ファブリツィオ・ミッコリが先取点を挙げた。
ヨルゲンセンとエンツォ・マレースカやオボドなどは中田を生かそうとした動きやパスを見せるのでパルマ加入直後の状況よりは
幾分ましかもしれないが、パスコースを増やす第3の動きがフィオにはほとんど見られないため、
中田は前を向いてボールを持つことがほとんど出来ない。
ウディネーゼにとって後ろ向きの中田は全く怖くない。闘将センシーニにとってはパスコースが全て読める展開である。
まさしく思う壺である。
当然のようにウディネがステファノ・マウリのファインゴールで追いついた。その後は、フィオにボールを持たせながら
マレク・ヤンクロフスキとダヴィド・ディ・ミケーレを中心としたとてもゴール前までボールを運ぶ時間がとても早いカウンターで
ゴールを狙うスパレッティの真骨頂的なずるがしこい滑稽なサッカーが展開された。
しかし、ディ・ミケーレの日本人FW的な決定力の無さに助けられて、前半は0−0で終了

後半ゴール前の混戦の中、相手DFやGKルカレッリと交錯し転倒しながらもセンシーニが意地の一発。
このベテランプレーヤーは本当に凄い人です。井原や秋田もこのように昇華しなければならなかった?そんなの無理だよね。
後半17分に、中田がハビエル・ガルシア・ポルティージョと交代した段階で観戦を止めようかと思ったが
ミッコリがゴールを決めて棚ボタのアウエー2−2引き分け.

総括すると、ウディネは相変わらずホームで弱い。
中田が馴染むのには苦戦しそうであるが、トマシュ・ウイファルシを中心としたフィオのDF陣のポテンシャルは高い。
ミッコリは、相手が中堅以下のチームであれば独力だけで得点を決めれる能力がある。
中田はヨルゲンセンとオボドとはうまくやっていけそうだ...

...などと悠長なことを欠いていたらモンドリコ監督は解任されてしまった。



2004.10.24(日) 第7節 シエナ対ユベントス atシエナ ◎録画観戦◎3.1型生放送有り◎ スカパー

キエーザのワントップにして、中盤を厚くしたシエナは中盤のプレスが激しく。ユーベの中盤に対して互角以上にボールに絡む。
ズラタンに何度かゴール前で危ないシーンを与えたほかは、全選手の豊富な運動量によりユーベに決定機を与えない強固な守備を継続した。
但し、シエナもユーベ選手の能力を発揮させない作業にほぼ全員で遂行したためか、シエナにはユーベ以上に決定的なチャンスはなかった。
エメルソン、アッピア、カモラネージの動きが特に悪かったわけではないので、シエナが善戦しての0−0の前半といえる。

後半8分に、長い距離を駆け抜けたゼビナの右サイドからのクロスをゴールやや左から、ズラタンが長身な体躯を投げ出してのヘディングシュート。 GKフォルティンが間一髪で弾いた。
その瞬間を見逃さずにアレックスがごっあんゴール!!。今シーズン初の流れの中での得点をGET。
ここまでまだ怪我の調子が思わしくないのか?という程度のプレーに終始し、シエナのプレッシングの前に存在が消えていたデルピエロが
これで甦った。
このプレーの数分後に、またまたゼビナの右サイドからのクロスをズラタンが落とし、そのボールをアレックスの右足が電光石火で振り抜いた。
ボールはKの股間を猛スピードで通り過ぎた。地を這うような低い弾道のシュート。
これはナイスゴールです。ドッビエッタ!!
後半18分に、カモラネージがFKを頭部右上方部で...点であわせて、ボールの向きを変えゴール右隅にゴール。
3−0で勝負有り。このゴールは10回一回も決まらない運月ヘディングであったため、
ここまでユーベ相手に闘志剥き出し且つ運動量豊富な好感の持てるサッカーを展開していたシエーナの選手には気の毒であった。
しかし、マウロ・カモラネージは頭・足関係なく、勝負どころでこの手のゴールをよく決める。しかし、シエナの選手のシュートは?
FWとMFのシュートの決定力が両チームの間には明らかに差があった。
これが試合結果にダイレクトに結びついた気がする。しかし、シエーナとしてはユーベ相手に1−0、0−0狙いの戦術は当然であろう。

そりよりも、シエナはとても善戦した気がするがキエーザとペッキア、途中出場の トーレ・アンドレ・フローしか
90分観戦しても名前を思い出せない。他の選手のパーソナリティの無さ(没個性?タレント不足?)が問題なのか?



2004.10.20(水)  CL一次リーグD 第3節 ユーベ対バイエルン atデッレアルピ 観戦環境なし インータネットのニュース

1−0で勝利したらしい。ネドベドのゴールをカンナバーロを中心とした「パルマディフェンス」で守り抜いたのか?
3試合で勝ち点9。通常だと残り3試合で勝ち点1を取って10にすればトーナメント進出は間違いなしでは。


2004.10.17(日) 第6節 ユベントス対メッシーナ atデッレアルピ ◎録画観戦◎3.1型生放送有り◎ スカパー

メッシーナはここまで絶好調(おそらくクラブ史上最高の出来)の2位。この試合は首位攻防戦らしい。
メッシーナのファンが大挙1万人もトリノに押し寄せてきたようだ。観客の入りの悪いデッレアルピにとってはありがたいことです。

大声援に後押しされたメッシーナは熱い気持ちと高いモチベーションでユーベに挑んでくるが
なんかたいしたことない....。
チョット拍子抜けするほど、チーム戦術も個人技の高いプレーも見られない。

少し前のミラクル・キエーボや昨年のサンプドリアと比較しても、攻撃や戦術、選手?に華がない。
というか魅力的でない。

トレセゲとアレックスが離脱してどうなるのかと思われていたユーベFW陣であるが
なんと、あの?マルセロ・サラジェタがトレセゲに全く遜色のない活躍を続けている。
エメルソンとネドベドを中心とした中盤はまさしく「磐石」という言葉が相応しく、
所謂、伝説のパルマDFライン+ザンブロッタは、イタリア代表のDFラインより明らかに固い。
このバックを背にして、且つ、ズラタン・イブラヒモヴィッチからもよいボールが供給される状態で活躍できなければ
ラプラタ川のほとりに帰るしかないかもしれないが...
とにかく、大黒柱の1人にバージョンUPしたサラジェータのゴールによりユーベが先制して、1−0で前半終了

後半早々に、どうしたらサイドからのパスをゴール前でこんなに冷静に決められるんだ?というネドベドの右足のゴールが決まり
観戦者の大半がユーベの勝ちを確信した。さあ、バイエルン戦だ!
と思ったところに落とし穴があったのかもしれないが...ここからメッシーナの猛攻が始まった。
足が完全に止まったユーベに対して、泥臭い全員攻撃で挑んでくるメッシーナは遂に、後半23分にリッカルド・ザンパーニャが
ゴールをこじ開ける。よし、これからだという場面で柳沢敦が登場して俄然盛り上がるが...
シュートを1本放った他は、不慣れなトップ下のせいかほとんど活躍できないまま 2−1で試合終了

メッシーナはなんかよくわからないチームであったが、ニコラ・アモルーゾまで投入してザンキと絡むプレーは
勝ち点獲得に対する執念を感じる「南部の泥臭いチーム」であった(※これは誉めているのですよ)
但し、メッシーナ旋風を続けるにはやや戦力が足らないかも



2004.10.11(月) ワールドカップ予選 第4節 スロベニア対イタリア atスロベニア  ×録画観戦× スカパー

サボビッチを切り捨てたスロベニアは強い!!まるでギリシャのように統率が取れたチームプレー。
プラス、雨の中でも足元プレーの正確さは抜群の個人技に裏づけされている。
しかし、リッピのイタリアは徐々に形成を挽回し攻勢をし掛ける。
前半はイタリアの優勢勝ちの0−0で終了するが、若手の大抜擢を続けるリッピが選んだエスポジットは残念ながらほとんど機能しない。

トニとトッテイなどのシュートがバーを叩く不運は確かにあったが、アウエーなので引き分けで十分という気持ちが油断を招いたか?
左足から放たれたFKが見事にゴール前でカーブがかかり、DFの上を通過する放物線にヘッドで併せて
スロベニアが1−0と先制した。

イタリアはさほど悪くなかった。それ以上にホームのスロベニアはグッドチームであった。
エスポジットとポジションにカッサーノかデルピエロが入ってジラルディーノとツートップを組めれば
全く違う試合結果になった可能性は高かったが

これがワールドカップ予選。これがアウエーか。

Jリーグで実証済の通り、この周辺には理論派でハートが熱い指導者が多数存在する。

旧ユーゴスラビア連邦で一つの国であった時は強いはずだよ。


2004.10.13(水) ワールドカップ1次予選 オマーン対日本代表 atマスカット  ★LIVE★ 地上波

オマーンは強い。
オリンピック世代を中心としたチームは伸び代が大きく、今後4−5年に渡って難敵でありつづけるであろう。
チェコ人の監督のオーガナイズ能力とパッションはすばらしい。しかし、成長した日本代表は強かった。
川口はポカが多い(リーグ戦に不向き)。

とサマリーするとこんなもんか?

試合開始と同時に後がないオマーン代表は、左右より早い(足自体がもの凄く速い)アタックを繰り返し仕掛けてくる。
このあっという間に前線にボールを運ぶスピードに日本のボランチは混乱して、両サイドとゴール前のケアに周り、
それによってセンター付近もスペースが空いてしまうという...最悪の時間がしばらく続いた。
加地亮もアレックスも上がれない...上がるなという監督の指示かもしれない(南米でのアウエーの試合なら徹底して引かせることも多い)
しかし、現代サッカーではゴールに近い地域に最終ラインを下げ続けることは間違いなく敗戦に近づく。
ミドルシュートの正確性に欠けるオマーンにも助けられ(イランを除くアラブのチームはシュート力自体低い)
宮本・中沢・田中誠という日本代表史上最強のトリオは冷静且つ慎重且つ熱いプレーで守備を淡々とこなしている。
なんとか、中盤も落ち着きを取り戻した。前半を0−0で終了\(^−^)/

後半、俊輔がゴール左サイドにてドリブルを仕掛け、左足⇒右足⇒左足という「スピードを殺さない巧みな」フェイントにて
DF二人のタイミングを外して見事なセンタリングを上げる。これをペナルティエリア外より激走した鈴木隆行が
相手DFの背後よりヘッドを炸裂させてGET!!!!これで99%二次予選に行けると...嬉しい。
やや、あきらめ始めたヤングオマーンであったが、いつものように川口能活がゴール前をガラ空きにするプレーを見せた。
オマーンの選手はこれを見逃さず、すばらしいシュートをゴール右隅に放ったが、清水商の同級生である田中誠が
川口のポカの可能性を察知し見事なカバーリングを披露して。最大のピンチを乗り切った。

ナイスカバーリング!!!マコ!!!

1−0でアウエーでも勝利して「4.5/8」という高確率でW杯本戦進める2時予選へ駒を進めた。

神がかり的なセーブでしか勝つ可能性が低い強国(ブラジル・アルゼンチン・フランスなど)相手の試合やトーナメントなら
GKは川口でもよいが、それ以外の試合は”当然”楢崎正剛でしょう!!!???



2004.10.3(日) 第5節 ウディネーゼ対ユベントス atフリウリ ★録画観戦 スカパー

中盤のダビドが欠場で、ヨルゲンセンもフィオに放出したのに、スパレッテイのウディネはしぶといチームです。

ありんこのようにスパッレテイの指示とおりにプレスをかけつづけ、サイドアタックを繰り返すウディネに
かなり手を焼いた。0−0で終了。


後半開始...ショック!トレセゲ離脱???

なんと全く期待していなかった代役のマルセロ・サラジェタが決勝ゴールを上げて1−0で辛勝。
しかし、大物?イブラヒモヴィッチは審判の見てないとところで、肘うちの嵐、更に頭突き..を連発。
いつ退場になってもおかしくない。...能力は申し分ないがカッサーノ的な危険分子である。
それも魅力ですが...かなり素敵だけど  ハラハラしまんなあ。



2004.9.28(火) 第4節 ユベントス対パレルモ atデッレアルピ ★録画観戦 スカパー

1トップでパレルモは守備を固めてきた。CLの疲れも残っているが
なんか変だぞユベントス。プレスの出足がトロイ。
パレルモの偶発的な攻撃...
カウンターから点と点がうまく繋がるプレーが2つ続き、このボールに対して
ここまで安定した守備を見せていたマヌエレ・ブラジがやや対応と処理をミスって
パレルモのなんとか言う選手( クリスティアン・ザッカルド )が前半16分に先制点。
あれれ...強いぞパレルモ! 前半はまさかのリードされて終了

後半も前半同様攻めまくるゆーべであったが、思い切り引かれたパレルモ相手に有効な攻撃が見出せない。
単調な攻めを繰り返す...ユーベらしくない。ザンブロッタのサイト攻撃くらいしかうまく機能しない。

しかし、強引なドリブルを繰り返し単調な攻めの中心であったズラタン・イブラヒモヴィッチが、技ありでDFラインを抜けて
なんとか1−1で引き分け。  あぶない。あぶない。


2004.9.243(金) 第3節 サンプドリア対ユベントス at ★録画観戦 スカパー

今週は週中の水曜まで試合があるのですか...こりゃ選手も見る方も大変だわ。

ゲーム開始早々に思ったのは、サンプドリアってこんなに弱かったけ???。
なんか、フランチェスコ・フラキが1人だけ闘志剥き出しにプレーしている以外は全く見るべきものがない。
これと比べればアトランタはいいチームであったわ。

デル・ピエーロがナイスPK?をPK職人として決めて今季初ゴール(流れの中で得点はめっきり減りました)
後半から出場の「のりのり」ズラタン・イブラヒモヴィッチがゲームに出てすぐに、当然のように簡単にゴールを決めて2−0。
トレゼケも決めて今期4得点め!!!!。
昨年の歯ごたえのある?しつこいサッカーが影をひそめたサンプは全くひどいチームに成り下がっている。
今年のユーベが強すぎるのか?もしれないが、昨年の好チームの凋落にがっかり...

もっと言えば「今のよい状態」で早くミランやインテルと戦って撃破しいたけど、
そんなにチーム状態のいいうちに強豪と戦うなんて...虫がよいスケジュールではないすね。




2004.9.21(火) 第2節 ユベントス対アトランタ atデッレアルピ ★録画観戦 スカパー

ズラタン・イブラヒモヴィッチとルベン・オリベラがスターターのトリノ開幕試合は、
絶好調ダヴィド・トレセゲが前後半に1点ずつ決めて2−0で快勝。

イブラヒモヴィッチの強引なドリブルと身体能力の高さ、なによりも強引な性格はたまりません。
また、ウルグアイからやって来たオリベイラはレコバと同じウルグアイ出身とは思えないほど、守備に攻撃によく動きます。

時間がたって...あまり記憶がありません(書いているのは10/6)
アトランタにはもう少し頑張って欲しかったな....


2004.9.13(火) 第1節 ブレシア対ユベントス atデッレアルピ ★録画観戦 スカパー

ユーベの開幕試合を共聴3.1型の私が見れるのは残念ながら開幕から2日ごであった。

とにかくリッピからカペッロ体制となり、彼が連れ来たエメルソンとジョナサン・ゼビナは機能するのか?。
久しぶりの大型補強といえるファビオ・カンナヴァーロとズラタン・イブラヒモヴィッチはチームに溶け込むか?
見所満載でゲームはスタートした。

ゲームが始まってほんの5分で、アレッシオ・タッキナルディとアッピアのダブルボランチと比較して
エメルソンとマヌエレ・ブラジの両ボランチを中心とした中盤は昨年より200%増しの能力であることが明白である。
カンバーロも全く問題なくDFラインをリードしている。
あたりまえでしょう。カンナとテュラムとジャンルイジ・ブッフォンはほんの3年前くらいまでパルマのチームメイトだったのである。
最も不安であったゼビナは...こんなによい選手だったけ??これは拾い物だわ。
というわけで開幕ゲームからチームとしてのプレスが機能し、ハーモニーが取れた美しいサッカーを展開するユーベがガンガンに攻める。
ねばりっこい守備を行っていたブレシアが前半終了前に音を上げ、前半35分にバヴェル・ネドヴェドが先制。
38分にダヴィ・トレセゲがだめ押しゴールで2−0で前半終了。

後半はアレックスに変わって登場のイブラヒモヴィッチの強引なゴールがキーパーの脇の下を弾いた。
この後半45分だけで、イブラヒモヴィッチが本物であることは十分わかった。

3−0でスクデットを感じさせる完勝のスタート\(^−^)/。

考えてみると、献身的でチーム戦術理解力の高いネドベド、ザブロッタ、トレセゲ、テュラムの4人は
カペッロが最も好きなタイプの選手でありますね。
これに、エメルソンとカンナとゼビナが加わると「これはカペッロのチーム」以外の何者でもないかもしれません。
たった1試合で完全にユーベはカペッロに掌握された(のっとられた)ようです。良くも悪くも....


セリエA第1節を終えての感想

イブラとアドリアーノは1試合見ただけで本物だとわかった。ヴィエリはいらないのでは?

トリノではだめちゃんだったルカレッリは今年はやるかも

ミラン・ミラン・ミランといって喜んでいた馬鹿者たちは...ざまあ見ろ。 しかし、カカーとシェバには頑張って欲しいが

エメルソンとカンナは期待とおりだが、ゼビナがこんなにやるとは驚いた。

ことの昇格チーム(特に南部)は凄いすね

ローマはボロボロ過ぎて...お気の毒

フィオの評価は未定...未知数要素と案要素多数




2004.9.12(日) 第1節 ローマ対フィオレンティーナ atオリンピコ ★LIVE★ スカパー

期待の中田英寿はベンチ入りもなし
おまけに、スカパーはビオラとメッシーナのホームゲームの放送を獲得できていないため、観戦可能なゲームは半分に限られる
きっと、両チームとも日本人選手を人質にして法外な放映権料を吹っ掛けているのであろう
そして、ゲームは開始されたが...弱いぞローマ。あまりにもお粗末な中盤である
理由は明快である。エメルソンとリマという二人のブラジル人ボランチの抜けた穴があまりにも大きすぎる。

フェラーリは欠場。シドニーオリンピックで活躍した期待の若手のデロッシでもエメルソンの代役は厳しいのか?
ボロボロのMFとDFだが、トッテイとカッサーノだけでも点が取れそうな予感を醸し出すのはさすがにローマである。
しかし、レッドカードキングアントニオ・カッサーノは報復行為で前半終了直前に退場・・・退場・・・退場

後半は10人のローマに対して、昨年までセリエBにいたことを感じさせないアグレシッブ且つFWとMFの豊富な運動量に支えられた
FIOの天下かかと思ったとたんに...カウンター頼みしかなくなったローマが、そのカウンターからのロングパスに..
後半棚ボタ出場のヴィンチェンツォ・モンテッラが足先であわせて、彼ならでは嗅覚が働いたゴールをGET。
これだからサッカーはわからないし、面白い? 昨年と比較して絶望的なサッカーを展開するローマが
フレッシュでやる気に満ちた好チームのFIOをオリンピコで撃破。

個人義は申し分ないが、戦術理解度とここ一番の勝負強さに難がある「永遠?の未完の大器」ミッコリには
この試合からは今シーズン大活躍の予感はしなかった。しかし、がんばれモッコリ!!!。



2004.9.11(日) 第1節 ミラン対リボルノ atサンシーロ 録画観戦 スカパー

今シーズンのスクデッドはミランで決まりの論調が目立つ中(日本人は馬鹿だねえ)
円熟の境地に達したクラレンス・セイドルフが挨拶代わりのゴールを試合開始後3分に決める。
しかし、トリノでは全くぱっとしなかったクリスティアーノ・ルカレッリがゴールにねじ込む
前半は1−1でリボルノ善戦

なんとなく受身に回ったミランに対して、フレッシュなリボルノの戦いに好感が持てる。
カカは精彩を欠き、プラティニ2世も2年目のジンクスか?....と思って観戦していると
後半開始早々にまたもセードルフがGET。技ありのゴール。
しかし、この1試合だけで「今年は凄いぞ!本物かも?かも?」と感じさせるルカレッリのゴールで2−2のドロー。







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