週刊ユベントスfrom中目黒
2003−2004シーズン【セリエA】



☆★☆2003−04シーズン VOL.6☆★☆ 更新日2004.3.16 ♪♪ 第19節 〜 第23節 ♪♪
■第23節 野戦病院状態の中、アンコーナ相手温泉治療が出来て助かりました。
■第22節 ボローニャに辛勝。トレセゲ抜きだと2流チームなのか?中田の体力とパッションには脱帽
■日本対オマーン まあこれが現在の実力でしょう。オマーンは良いチームでした
■第21節 レッジーナ相手にこれじゃスクデットはないかもね
■第20節 カッサーノとトッテイの活躍に撃沈。ボランチの運動量と質がねえ
■第19節 派手な打ち合いのはずが、キエーボ戦は超退屈な試合
■第18節 ロッキとトレセゲのトリプレッタ対決も、笑顔でグランドを後にしてのは
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「週刊ユベントス」from中目黒 2004年2月〜 セリエA
 山手通り11Fよりキャプテン・コンテとパベル・ネドベドへ感謝の気持ちを込めて
(ユーベファン暦20年で2月に大台になる男の勝手な観戦日誌)


   ☆異論反論オブジェクションと励ましの投稿?はこちらにメールください!☆
   

2004.3.8(月) 第24節 ブレシア対ユベントス atブレシア 録画観戦 スカパー

アンコーナ温泉での湯治は有効だったか? バケーション明けのネトベドは爆発するか?
前半を見る限り、マッテオ・ブリーギとマトゥザレムの若く、激しく、闘志に溢れ、出足の早い二人が構成するブレシアの中盤に
ちぐばぐなユーベの中盤は完全に圧倒されている。
トレゼゲの負傷欠場とデルピエーロのCL向け温存により、アタック陣は全く脅威を与えられない。

プレスの勢いのまま、ステファノ・マウリに先制点を許す。バッジョ、ルイジ・ディ・ビアッジョとユーベ戦に向けて
特別に高いモチベーションを擁く選手とジョバンニ・デイビアージ監督の志向する
「激しいプレスからカラチョロにボールを預け、2列目の選手が数名追い抜く、+ バッジョのファンタジー」というサッカーが
論理的且つ、合理的に展開され続けられる。コンテ・カモラネージ・アッピアーのユーベMF陣はたじたじ状態が続く。
前線にトレセゲのようなターゲットマンがいるとボールが落ち着くのだが...ミッコリとデイバイオも前節のようなFW間だけのコンビプレーが機能しない。
幾度となくマトゥザレムからチャンスが創出され、センターバックがツートップを瀬戸際で抑えていたが、
ゴール前を横断する決定的なパスをアンドレア・カラッチョーロに難なく押し込まれて0−2。絶望的な状態でハーフタイムに突入する。

後半から、モンテーロに代えてジャンルカ・ペッソットをサイドに配して、やや攻撃的な布陣で望んだユベントスであったが、
明らかに勢いはブレシアにある。ディ・ビアッジョが中盤で黒子に徹してブリーギとマトゥザレムを側面支援・盛り上げていることが、フォーメーションに安定感と太い骨を与えている。
ペナルテイゾーンに切れ込んだネドベドがややラッキーなPKをGETする。但し、試練と開花はここから始まった。

ミッコリがPKを難なく左隅に蹴りこむが、ディバイオの動きが早く?やり直し。
今度はややフェイントをかけてミッコリが左隅にゴールするが、今度もなぜかゴールは認められずにやり直し。ユーベのほぼ全員が主審に詰め寄るが、当然判定は変わらない。
数分の時間が経過して、ユーベサポーターにとって「嫌な雰囲気」が充満するが、ミッコリがノーステップで豪快に、左隅に蹴りこんだ!!!
大きなプレッシャーがかかる中、シュートモーションに変化をつけながら同じ場所に3回蹴りこんだミッコリに脱帽!!!

ちぐばぐだったチームが不当な判定とミッコリの強いハートによって...まとまりを見せ始めた。  皮肉なものである...

PKの2分後に、ミッコリのトーキックパスをデイバイオが落ち着いて地面に叩きつけたシュートで早くも同点!!!
飛ばしに飛ばしたブレシアのダブルボランチに披露が見え始めた後半30分に、GKのパンチングをネドベドが丁寧な胸とラップより
冷静なシュートをゴールに蹴りこんだ!!!!!  リッピ解任の噂を掻き消す貴重なゴールで3−2と逆転勝利。

試合前半だけを見ていれば、スクデットを争っているチームはブレシアのように見えたが...サッカーは小さなきっかけにより全く形勢が逆転する「恐ろしいスポーツ」を実感。

CLとスクデットに「土俵際で残った感」がチームにもファンにも生まれたことが最大の収穫と言える。



2004.3.14(日) オリンピック予選 日本ラウンド4節 日本対バーレン atさいたま  ★LIVE★ テレビ朝日(地上波)

UAEがレバノンと引き分けたことにより、このゲームより勝ち点3を加算できると俄然有利になる。

しかし前半は書くまでもなく...地元UAEのペース。バーを叩いたシュートが決まっていたら...勝ち点4差???

職場での仕事をしながらの観戦という最悪な状況下?で同僚との応援を開始したが、当然...仕事は手につかない
とにかく、前半は0−0で折り返した。結果論ではこれが最大の勝因であろう。

後半も一進一退の攻防が繰り返される。日本の若者もUAEの選手にとってタフな展開が永遠と続くようである。 根競べである。
A代表がアジア諸国と戦った試合と同様に、フィジカル面を鍛えぬかれた日本対してアジア諸国のチームは後半30分過ぎからやや失速し始める。
これまで頑張ったご褒美のごとく田中達也に好機が頻繁に訪れ始める。
そして、達也のシュートを高松がゴール前でゲルト・ミュラーのようなブルーカラーゴールを押し、押し、押し込んだ。
先制点をこの時間帯にGET!!!これがFWに最も要求されるゴールの形である。きれいなシュートでなくよいのだ。
反撃に転じるUAEをあざ笑うかのような達也の「あのゴール」が決まって...ゲームセット

よく出来ました。
日本ラウンドは達也と平山と大久保のスリートップでガンガンに攻撃的に行きましょう!!!
勝ち点1差は、最終節のUAE戦までの2つの試合を勝たねばならないことに変わりはないのですから。


2004.3.8(月) 第24節 ブレシア対ユベントス atブレシア 録画観戦 スカパー

アンコーナ温泉での湯治は有効だったか? バケーション明けのネトベドは爆発するか?
前半を見る限り、マッテオ・ブリーギとマトゥザレムの若く、激しく、闘志に溢れ、出足の早い二人が構成するブレシアの中盤に
ちぐばぐなユーベの中盤は完全に圧倒されている。
トレゼゲの負傷欠場とデルピエーロのCL向け温存により、アタック陣は全く脅威を与えられない。

プレスの勢いのまま、ステファノ・マウリに先制点を許す。バッジョ、ルイジ・ディ・ビアッジョとユーベ戦に向けて
特別に高いモチベーションを擁く選手とジョバンニ・デイビアージ監督の志向する
「激しいプレスからカラチョロにボールを預け、2列目の選手が数名追い抜く、+ バッジョのファンタジー」というサッカーが
論理的且つ、合理的に展開され続けられる。コンテ・カモラネージ・アッピアーのユーベMF陣はたじたじ状態が続く。
前線にトレセゲのようなターゲットマンがいるとボールが落ち着くのだが...ミッコリとデイバイオも前節のようなFW間だけのコンビプレーが機能しない。
幾度となくマトゥザレムからチャンスが創出され、センターバックがツートップを瀬戸際で抑えていたが、
ゴール前を横断する決定的なパスをアンドレア・カラッチョーロに難なく押し込まれて0−2。絶望的な状態でハーフタイムに突入する。

後半から、モンテーロに代えてジャンルカ・ペッソットをサイドに配して、やや攻撃的な布陣で望んだユベントスであったが、
明らかに勢いはブレシアにある。ディ・ビアッジョが中盤で黒子に徹してブリーギとマトゥザレムを側面支援・盛り上げていることが、フォーメーションに安定感と太い骨を与えている。
ペナルテイゾーンに切れ込んだネドベドがややラッキーなPKをGETする。但し、試練と開花はここから始まった。

ミッコリがPKを難なく左隅に蹴りこむが、ディバイオの動きが早く?やり直し。
今度はややフェイントをかけてミッコリが左隅にゴールするが、今度もなぜかゴールは認められずにやり直し。ユーベのほぼ全員が主審に詰め寄るが、当然判定は変わらない。
数分の時間が経過して、ユーベサポーターにとって「嫌な雰囲気」が充満するが、ミッコリがノーステップで豪快に、左隅に蹴りこんだ!!!
大きなプレッシャーがかかる中、シュートモーションに変化をつけながら同じ場所に3回蹴りこんだミッコリに脱帽!!!

ちぐばぐだったチームが不当な判定とミッコリの強いハートによって...まとまりを見せ始めた。  皮肉なものである...

PKの2分後に、ミッコリのトーキックパスをデイバイオが落ち着いて地面に叩きつけたシュートで早くも同点!!!
飛ばしに飛ばしたブレシアのダブルボランチに披露が見え始めた後半30分に、GKのパンチングをネドベドが丁寧な胸とラップより
冷静なシュートをゴールに蹴りこんだ!!!!!  リッピ解任の噂を掻き消す貴重なゴールで3−2と逆転勝利。

試合前半だけを見ていれば、スクデットを争っているチームはブレシアのように見えたが...サッカーは小さなきっかけにより全く形勢が逆転する「恐ろしいスポーツ」を実感。

CLとスクデットに「土俵際で残った感」がチームにもファンにも生まれたことが最大の収穫と言える。



2004.3.5(金) オリンピック予選 UAEラウンド3節 日本対UAE atアブダビ  ★LIVE★ テレビ朝日(地上波)

過去2試合より日本チームの動きは明らかによい。中盤の動きに意思統一感もある。プレスもかかっている!

しかし前半は書くまでもなく...地元UAEのペース。バーを叩いたシュートが決まっていたら...勝ち点4差???

職場での仕事をしながらの観戦という最悪な状況下?で同僚との応援を開始したが、当然...仕事は手につかない
とにかく、前半は0−0で折り返した。結果論ではこれが最大の勝因であろう。

後半も一進一退の攻防が繰り返される。日本の若者もUAEの選手にとってタフな展開が永遠と続くようである。 根競べである。
A代表がアジア諸国と戦った試合と同様に、フィジカル面を鍛えぬかれた日本対してアジア諸国のチームは後半30分過ぎからやや失速し始める。
これまで頑張ったご褒美のごとく田中達也に好機が頻繁に訪れ始める。
そして、達也のシュートを高松がゴール前でゲルト・ミュラーのようなブルーカラーゴールを押し、押し、押し込んだ。
先制点をこの時間帯にGET!!!これがFWに最も要求されるゴールの形である。きれいなシュートでなくよいのだ。
反撃に転じるUAEをあざ笑うかのような達也の「あのゴール」が決まって...ゲームセット

よく出来ました。
日本ラウンドは達也と平山と大久保のスリートップでガンガンに攻撃的に行きましょう!!!
勝ち点1差は、最終節のUAE戦までの2つの試合を勝たねばならないことに変わりはないのですから。


2004.3.4(木) 第23節 ユベントス対アンコーナ atデッレアルピ 録画観戦 スカパー

デポルティボ戦を0−1で惜敗し、トレセゲとモンテーロを失った傷だらけのユーベとしては
「勝利による休息」と「トレセゲ抜きのフォーメーションでの得点の形」を作り出したいところである。
更に、ネドベドも累積警告で出場できない。

ここがチャンスと感じているのか?モチベーションの高そうな動きを試合当初からディバイオが見せる。
正直、満身創痍状態で、チーム全体の動きが悪かったユーベにとってはこのチームとの対戦は大変助かる。
前線のラパイッチとゴラン・パンデフが時折見せるサイドアタック以外ほとんど脅威を感じることはない

冬休み明けより、動きに切れがやや戻ってきたカモラネージが前半7分に見事に抑えたシュートにて先制。このゴールのおかげで、
しっかり地に足をつけた試合が出来るようになった。
デイバイオの高速ドリブルより、ミッコリにプレゼントされたゴールで2−0になった段階で、この試合の勝利はほぼ決まった。
デル・ピエーロのバックライン裏への飛び出しより、だめ押しの3点目がきれいにゴールネットに吸い込まれ、前半で3−0。

後半はひたすら、得意の「省エネモード」で試合を流して勝利。

デイバイオとミッコリのコンビはやや馴染んできた感がある。
テュラムもアレックスも早い時間でお役御免で休ませることが出来た。
課題は...デポルティーボ戦の傷は癒されたか??  バカンスを与えられたネドベドは復活するのか?
昨年11月頃の高いモチベーションと中盤の積極的なプレスは戻ってくるのか?
次節に期待




2004.3.3(水) オリンピック予選 UAEラウンド2節 日本対レバノン atアブダビ  ★LIVE★ テレビ朝日(地上波)

田中達也のヘディングシュートが前半に決まってよかったすね...本当に安堵しました。

石川直宏が途中交代の汚名返上で頑張りましたし、当然彼がこの試合のMVPです。
レバノンはカウンターの迫力がバーレンより数段落ちることと、中盤に阻止的なプレス機能がないことに対して、
日本のプレスは初戦よりやや改善されており、バックラインがバーレン戦よりかなり高い位置に設定できたことが最大の勝因でしょう。
こんなに前線と最終ラインをコンパクトに保てもこの程度なのかという不満は大きくありますが。

平山を休めさせれたこと、交代で入った高松がゴールを決めたこと、田中達也が自信を取り戻したこと、
そして、石川のファインゴールで気持ちよく試合が終わったことで、良しとしましょう。

> UAEラウンドである限り、歴史的なチーム力を考慮しても、敵はバーレンではなく最初からUAEですから、頑張ってくださいね。
最悪引き分けで自力優勝出来るようにしたいですが、オリンピック本戦を考えるとアウエーでもUAEに勝てるチームであって欲しいです。

まあ、ここから連勝すれば「合格点」ですよ。    凄く、偉そうな言い回しですね。  私に合格・不合格と判断されても嫌でしょうね。


2004.3.1(月) オリンピック予選 UAEラウンド1節 日本対バーレン atアブダビ ★LIVE★ テレビ朝日(地上波)

アウエーでは簡単に勝てないことはわかっていたが...

皮膚感覚的には、バーレンの方がGKと1対1になったり、決定機が多かったように感じたが、ハイライトで見ると平山のヘデイングシュートなど
日本にも決定的場面やほんの少しラストパスの精度高かったら...という場面を結構外したんですなあ。0−0の引き分け

私見では....
1.UAEラウンド3戦で、2勝1分けが合格ライン。1勝2分けはボーダーライン。※アウエーでは2勝1敗より、1勝2分けの方がいいのです!
2.バーレン代表は中なの好チームでしたが、ガルフCUP2位のチームではありませんでした。
3.このチームは明らかに得点力に難があります。※高原・小野・稲本のチームは逆に特別に得点力があったチームと見るべきでしょうが
4.平山は間違いなく釜本邦以来の逸材ですが、18歳です。  ポテンシャルは申し分ないですし大きく育てたい、育てるべきですが...
5.やはり、ゴリゴリ相手のウイークポイントをえぐれる、大久保が必要であったのでは?  彼の個人技は子の世代でダントツですよ。
6.闘莉王は好みのタイプですし、あのファイテイングスピリッツと攻撃的姿勢はA代表にも入れたいが、ロングパスの精度が悪すぎで雑すぎます。
7.田中達也と石川直宏が2戦以降てで落ち着きを取り戻し、少しでもクロスの精度を高めることが必須。※レバノン相手なら幾らなんでもできるでしょう

まあ、ここから連勝すれば「合格点」ですよ。    凄く、偉そうな言い回しですね。


2003.2.29(月) 第23節  ペルージャ対ボローニャ atレナトクーリ 録画観戦 スカパー

ラバネッリにヒュブナーのツートップってことは二人の年齢を合わせて軽く70歳オーバーですね。
レッチェの17歳と20歳のツートップとあまりも対称的ですね。しかし、オヤジ二人が頑張りました。

ファブリツィオ・ラヴァネッリの先制点で前半を1−0で折り返すと...。

いったんは、クラウディオ・ベルッチのゴールで1−1に追いつかれるが、ここからが凄かった。ヒュブナーのポストプレーを起点に
後半23分からの僅か15分の間に、3点GET。当サイトでの評価がものすごく高いゼ・マリアのクロス・パスが高いポジションから
面白いように通り、パウル・コドレアが決めた。ヒユブナーとコドレアが体を張ったスペースの間をゼ・マリアのシュートが切り裂いた。
得点力に難があるボローニャにとって、2点差は絶望的である。
4−1の後に、好調なベルッチが2発目のゴールを決めて4−2がいっぱいいっぱい。

ボローニャはサムエレ・デラ・ボーナの次節出場停止が激痛か。中田は今日はややお休み状態で、活躍は認められませんでした。

コズミ監督おめでとうございます。
しかし、前半で退いたラバネッリがグランドコートをきたままベンチサイドでチームを応援し、ゴールを喜び鼓舞する姿が一番よかったです。


2003.2.23(月) A3サッカー第2日   横浜Fマリノス対上海申花(中国) at上海 録画観戦 日本テレビ

なんか久しぶりにマリノスを見ましたが、   面白いチームに昇華していたのですね。
あまり、古川電工のサッカーが性に合わなかった私は、岡田サッカーもあまり好きではなかったのですが。
食わず嫌いはいけませんねえ。かなりいいチームに仕上がってますね。

久しぶりに見たぞ、安永! 久保を始め代表経験者の姿が見えないのでどんなサッカーをするのかがわからなかったが
栗原など若手が監督の意図するサッカーを体現していたのでは?? 前半は0−0で終了
日本リーグの頃のような上海の外国人助っ人が、日本リーグ時代の外国人のように後半20分過ぎから体力不足で失速し始め
ゲームメイクに難が出始めてから、安永のゴール前ごり押しシュートが藤中放物線を描いてゴールラインを割らずにサイドネットを揺らした。
奥はジュビロの藤田のように敵の弱点に的確にパスを小気味よく供給し、完全にマリノスの中心選手に成長している模様ですし、
くどいですが若手が頑張ってますね。
きっと各ポジションで競争原理が働いているのが好結果に結びついているのでは...敵地にて2−0で快勝



2003.2.25(水) 第22節  ブレシア対レッチェ atサンシーロ 録画観戦 スカパー

地球の裏側ウルグアイから戻ってきたてのチェバントンは試合開始からエンジン全開ですたい。
もう、彼を見るためだけにスカパーに金を払ってもいいという...瞬間的かもしれませんがプラティニやマラドーナみたいな存在です。 私には。
バスの出し手の位置を確認して前に飛び出すタイミング、ドリブルのワントラツプ目が足に吸い付いているような足技。
足が吊るまで無限に繰り返すロケットスタートダッシュ。

チェバの技術やサッカーに対する姿勢には、どんなに賞賛しても足りない位だが、今の彼のプレーを見れる喜びは「特別な何か」のレベルに達している。
技術に裏づけされいるのだが、なんか勢いと気持ちだけでチェバはまたもフリーキックを難なく決めてしまった。
また、私を含めた彼のファンはボールを蹴る前にかなりの確率でゴールが決まることをわかっていた。...
私は”当然”無宗教・無神論者であるが、プラティニの全盛期のFK時にもこれに似た感覚があった。
現在のピッポ・インザーギの10倍くらい迫力があるゴール前の飛び出しを4−5回ほど見せて、相手を威嚇して1−0の前半でお役御免。

おいおい、引退撤回発言のバッジョが指揮し、カラッチョロがいるブレシアに対して、しかもアウエーでそれは危険だろうと...
何度も決定機をブレシアに与え、肝を冷すがマルコ・カセッティの追加点で2−0。
引退を撤回したい気持ちもわかるバッジョのタイミングのよい飛び出しからのシュートで2−1とされるが、ロスタイムの出来事のためなんとか勝ちきった。
このチームがアウエーで連勝(間違ってたら御免なさい)。   チェバ伝説は本物か?




2003.2.23(月) 第22節  ミラン対インテル atサンシーロ 録画観戦 スカパー

ダービーは現在の順位や力は関係なしで、インテルの意地が爆発と思いきや...。
新加入でモチベーションの高いスタンコビッチのゴール。ザネッティのゴールと2−0になった瞬間は、これは「インテル来たか」と感じました。
そして、ボーロニャ対ユーベ戦と比較して、なんとレベルの高いパス回し、陣取り合戦。選手の意地とプライドをかけた凌ぎ合い。
これがダービー、これがセリエAと感じるハイレベルな試合を堪能いたしましたです。 はい。

しかし、現時点での力量の差はいかんともしがたいのか? 後半、スーパーサブとして存在感が出始めたヨン・ダール・トマソンが登場すると
雲行きが変わり始めた。結果論としてはアドリアーノが3点目を決めていれば何もおこらなっただろうが....。
トマソンの「ごっつあんです」が決まった直後。
カカのゴール前に切れ込むドリブルからシュートスペースを見つけてのサイドネットへのセンチメートルシュート!
圧巻はクラレンス・セイドルフの「これがロングシュートです」とファインゴールが爆発して、GKトルドが気の毒でした。 まあ、こうなってしまうと今のインテルには...

でも、面白い試合でしたよ。観戦記が遅れてしまって(3月1日作成)のため、だいぶ試合内容を忘れてしまいましたが、
DVD-Rに焼いたくらいだから...かなり面白かったはずです。




2004.2.22(日) 第22節 ボローニャ対ユベントス atレナトダラーラ ★LIVE★ スカパー

オマーン戦を終えてとんぼ返りした中田英寿の走ること、走ること。  スタメン出場もどうかなと思ってましたが..
さらに、シニョーリも復帰して、ターレ・ロカッテリとコンビを組み、中田がボランチに入る「超攻撃的布陣」に期待が高まる。

が、しかし、動きに精彩を欠くペッペとターレ・ロカテッリ間のコンビネーションが悪く、攻めの形は形成できない。
また、ユーベもトレセゲの不在と中期的な課題に顕在化してきた「ポランチの非アグレシッブで少ない運動量」より、効果的なプレスと攻撃が仕掛けられない。
マレスカのゴール前で浮かせたパスよりの絶好機をディ・バイオが決めれず、前半は0−0で終了。

後半早々、デルピエロのFKがDFの壁にあたってゴール前にこぼれたところをマルク・ユリアーノが押し込んで先制点GET!
先週同様、平均年齢の高いユーベは、1−0となると省エネモードに突入してしまう。 まあ、この試合は週中のCLを考えるとやむをえないか。
久しぶり先発ののシニョーリではなく、ターレ、ロカッテリを交代させたことには驚いたが、
シニョーリと中田のツートップになってからの方が明らかにユーベゴールを脅かした。
ベテラン監督マッツオーネはエースにキャプテンマークを付けてピッチに送り出した限りは、
「君にこの試合は任せた」、「シーズン後半は君と中田がチーム中心だ」などの強力なメッセージを態度で示したものと思われる。
ユーベ側からはファンタジーもシステム的な美しさが見れない、見所の少ない試合であったが、1−0のアウエー勝利。


ボローニャはコルッチ抜きが厳しかったが、今後の3人ファンタジスタ同時出場には暗雲が立ち込めた? ダッラボーナはなかなか良い選手と感じた。

長いシーズンではベストパフォーマンスを見せれない時期は必ずあるが...しかし、今のユーベは情けない。
DFとMFに一人ずつは運動量のあるアグレッシブな若手が欲しい。   ポジションをベテランから奪い取って欲しい。
ペソットに数年前のパフォーマンスを望むことはこの2試合から無理に思えた。  往年の名選手なだけに寂しい....


2004.2.18(水) ワールドカップ1次予選 日本代表対オマーン代表 at埼玉  ★LIVE★ 地上波

まあ、簡単に勝てないことはわかっていたが...W杯予選経験のないメンバーを心配してはいたが...ここまでひどい試合になるとは

中盤の動きはバラバラ、右サイドの山田はびびりまくりで全く機能しない。
マンマークで背後霊を背負ったツートップを超えていくMFの動きもない。  アー、藤田は何で出てないわけ?????
主審からプレゼントされたPKも俊輔が決められないし...前半途中に早くもオマーンと大金星「勝ち点1」が頭に浮かぶ。 0−0で前半終了。

ブリキの神様ジーコはやや早めに動いた。柳沢に代えてドラゴン久保を後半開始から投入!
しかし、PKをはずしてガックリ落ち込むと元々精神力の弱さには定評がある俊輔が有効に機能しない。 でも明らかに、A級戦犯は右の山田だ!
なんで、この大舞台で右往左往する選手を交代しないの?ジッコ。 ホームで勝ち点3が必須なら、右でも三浦アツヒロでいいじゃないか。
藤田は出たくてしょうがないぞ。 期待を受けて交代登場の小笠原でさえボールの芯を蹴れないほど緊張している。

こりゃーダメダ!  こりゃーダメダ!  こりゃーダメダ!  こりゃーダメダ!  こりゃーダメダ!
  と日本国中のまともな人が思い始めたロスタイムに、奇跡に近い出来事が起こった。
ゴール前の久保に球がこぼれてきた時は「時間が止まった」かのように感じた。
あわててはずさないでくれ。緊張しないで確実にミートしてくれなど5つ6つの「おねがい」が短い時間に脳裏を横切った。
よく決めた。あーよかった。    嬉しいより安堵の気持ちが大半を占めたが...とにかくよかった。

試合が終わってみれば、日本代表はかなりダメだったけど「オマーンが想像より遥かによいチームであった」
20前後の若者ばかりでこのような戦いを可能にした...ここまで鍛えたチェコ人監督には脱帽
内輪話であるが、妻の友人がこの監督の通訳を依頼されたが断ったらしい。
まあ、チェコ語を勉強したかっただけで人前での通訳をやりたかったわけではないので...派手なことを好まない彼女らしいが
テレビで見たかったぞ!!!

あーこれから朝まで働かないと...会社向かう気力が起こった試合展開には単純に感謝....
まあこれが現在の正しい実力でしょう。    中田は良く走ったね。 週末のユーベ戦に出られるかしら?


2004.2.16(月) 第21節 ユベントス対レッジーナ atトリノ 録画観戦 スカパー

ジャンルカ・ペッソットのスターティングメンバーは久しぶりな気がする。 なんか弱々しく見える
トレセゲはベンチにもいない。この事実が得点出来なそうな雰囲気に拍車をかける。

デイバイオの動きは精彩を欠くし、ペソットもあまり積極的にはオーバーラップしない。中盤のプレスもさほど効果的にかけれていない。
前半は0−0で終了

後半早々、当サイトでの評価が低いマレスカがその悪評を取り除くべくゴール前で強引にシュートをねじ込んだ。
1−0となると更に省エネモードに突入してしまうのが、ベテランの多いユーベの悪い癖である。
レッジーナのミニ・トッテイと化したフランチェスコ・コッツァに再三シュートを打たれ...びびりながらの観戦が続く。 何とも面白みのない試合だが1−0の辛勝。


体が全く絞り切れていないボナッオーリやディミケーレの不在とブッフォンの好守に助けられたが、見るべき内容の乏しい凡戦であった。
客観的に見て、コッツアって結構いい選手なのでないの? 来シーズンは違うチームに買われそうなパフォーマンスを安定して発揮してますね。




2003.2.15(日) 第21節  ボローニャ対モデナ atレナトダラーラ ★LIVE★ スカパー

ネルボがいないと中田のパスの出し先が減りますね。
シニョーリ復帰が近づき尻に火がついたロカテッリが好調で...先取点までは良かったのだが、
コルッチが退場して10人になってからは、雲行きが怪しくなってきた。前半1−0で終了。

ホームゲームなのにモデナにガンガン攻められ続け、さすらいのストライカー旅人ニコラ・アモルーゾが後半13分に登場すると
旅芸人としてすばらしい一芸を披露する。後ろ向きトラップから一連のシュートを決め同点に追いついた。
永遠と続くかと思われたモデナの猛攻であったが後半40分を過ぎたあたりからやや息切れ状態である。
なんとかホームでボローニャが勝ち点1を拾った価値で閉幕。

10人になってこんなに走らされた..運度量の多かった中田が心配。もちオマーン戦の事です。




2004.2.12(木) 親善試合 日本対イラク at  録画観戦 地上波

日本のマスコミは監督の責任を厳しく追及はするが、個人攻撃はあまり行わない。
今日の坪井が同様のプレーをイタリア代表やブラジル代表でしていたら、マスコミのパッシングだけではなく、3ヶ月以上は代表に戻れない。
こういう厳しさが日本のサッカー界にないし、日本産業界にも存在しない。また、公務員の世界では絶対的タブーである。
日本独特の文化「この責任は曖昧に」がねづいているのであろう。 しかし、それが良い結果は絶対招かないことは明白である

監督のジッコはどうするのであろうか? 個人的には坪井君は昨年最大の発見の一人であると考えるが。
大久保をベンチ入りメンバーから外したのなら坪井も外した方が潔いし、気もちいい。
そして、もう一度這い上がってきて欲しいね。

2−0で勝利。 それがどうした? イラクのシュートを楢崎がファインセーブしない方がよかったのではないか?




2004.2.11(水) 親善試合 日本オリンピック代表対ロシアA代表 atレコバ  ★LIVE★ 地上波

過去、日本代表がアルゼンチンやソ連のオリンピック代表と試合をしたことは記憶にあるが、
日本がオリンピック代表で、ロシアがA代表とは隔世の感がある。  オヤジですね...
なぜか日本と東欧系との対戦は組み合わせがよく面白いことが多い。逆に、フランス・アルゼンチン系とはまともなサッカーにならない。
しかし、ロシアはフランスやアルゼンチンには強い! グーチョキパー???
とにかく、私はソ連のサッカーが大好きだ。

全盛期の柱谷を思い起こさせるトウーリオの激走ドリブルより、意外な形で日本が先制した。
全国の視聴者の親父達と同じく、私もこれで本気のロシアが見れる。日本代表の若者たちに最高の経験が与えられると思った。
事実、それに近い展開となった。前半で追いつかれたのは残念だったが、GKの好守とともに偶然にも救われ、
負ける訳には行かないロシア相手に−1の引き分けは見事であった。 かなり攻め込まれても反撃に転じて得点を取りに行く姿勢にはとても好感が持てた。

平山がピッチに入ると何かが起こりそうな雰囲気をかもし出すこと自体がすばらしい。
雰囲気が小倉に似ていると思うが、それでは誉めていることにならないか

モストボイは永久に日本では見れないわけですね? 彼やカルピンなどの野性味のなさがユーロ2004では心配ですね。


2004.2.9(月) 第20節 ローマ対ユベントス atオリンピコ 録画観戦 スカパー

異様な盛り上がりを見せるオリンピコにて、アレックスを練習中の怪我により欠いた状態で試合開始。
ローマはカリュウを使わずトッテイとカッサーノのツートップ+4バックのやや守備的布陣で望んだ。
ザンブロッサタとテュラムのサイド攻撃を抑えるためにカペッロが悩んだ末のディフェンス重視策らしい

アウエイでありながらユーベの攻撃時間が続いたが、ローマは3名のボランチタイプより一人の飛び出しと
マンシーニの攻撃参加により分厚い攻撃を仕掛け始めた。
すると、こぼれ球をダクールがセリエ初ゴールで先取点GET。 その後ユーベも攻撃に転じるがトレセゲまでうまくボールが回らない。
中盤の勢いとDFの身体能力で分が悪い。前半は0−1で終了。

後半は、トッテイ・カッサーノによる師弟のコンビネーションがすばらしく........
カッサーノの個人技よりPKを得てトッテイが決めて0−2。
カッサーノのスピードについていけないパオロ・モンテロが、ファール爆発で退場して10人....アーアーアー。

後はカッサーノのワンマンショーで2点、とても凄いプレーで   得点のようでした。
トレセゲのPK失敗もダメージが残った。 0−4で惨敗

強豪相手にコンテとアレッシオ・タッキナルディというバランサータイプのボランチを併用することに断固反対する!
運動量の多いスティーヴン・アピアを中心にして、「アッピアー+コンテ」or「アッピアー+タッキ」の方がいいんでないの?

しばらくサッカーが見たくないよ



2003.2.8(日) 第20節  ミラン対ペルージャ atサンシーロ ★LIVE★ スカパー

ペルージャのFWにヒュブナーとサラジェタ、中盤にマンフレディーニ、DFにフレージと大量補強。ラバネッリも取ったし...
セリエBに落ちては仲介ビジネスが成り立たないと考え、必死になったガウチ家がなりふり構わず投資に出た。勝負に出たということであろう。
長年の貢献者であるテデスコを売りさばいた意味はわからんが...
驚いたことにユーベにいるときは一人だけレベルが低く見えたサラジェータが、ペルージャの中では際立ってうまい選手に映る。
ドリブルの姿勢もパスも立ち姿勢?も、一流選手のように見える。 アレックスやネドベド、トレセゲなど世界選抜クラス以外と相対比較すればこんなものなのか?
前半はガッツと降格を避けたいモチベーションより0−0で乗り切ったペルージャであったが、後半30分過ぎに立て続けに2発喰らって、2−0とご臨終。
がんばれコズミ監督! 首になったら日本代表の監督に就任してくれ!!!/FONT>


2003.2.8(日) 第20節  ウディネーゼ対ボローニャ atフリウリ 録画観戦 スカパー

前節に続いて中田によくパスが回る。集まる。
いつもホームでは弱いウディネであるが、今シーズンはややましなホームゲームをこなしている。このチームは引いて守った方が勝つ確率が高い。
しかし、この試合は中田を中心としたボローニャのアタックに対して、ホームなのに防戦一方である。
中田ファンの私が言うのは変ですが、ここまで中田をフリーにしちゃいけませんぜスパッレティさん。

永遠のファンタジスタ候補生であるロカテッリが先取点を挙げた後も、ターレの周りをペッキア・ネルボ・ロカ・中田が自由にかつ回りの動きを補いながら
アタックを仕掛け続ける。一方的なボローニャペースかと思いきや、マレク・ヤンクロフスキの目のさめる一発が前半ロスタイムの飛び出し、
1−1となった。嫌な気分でハーフタイムを迎える。

しかし、後半すぐに地上波のニュースでしつこく放映された中田のフリーキックが決まって2−1と再び勝ち越した。
横浜で行われたコンフェでの雨中のオーストラリア戦を髣髴とさせる、壁の下を強引に狙ったゴールを思い出したのは私だけですかい。
その後も中田を起点に攻めつづけるボローニャに対して、ウディネはヨルゲンセンを中心にひやっとさせるアタックを仕掛けるが
中田のセンタリングに対してウディネDFが慌てたボールを、レオナルド・コルッチが冷静かつきれいに決めて3−1で勝負あり。
この日のガゼッタの採点で中田は8点を獲得したらしい。



2004.2.7(土) 親善試合 日本対マレーシア at鹿島  ★LIVE★ 地上波

欧州組不在で、最後のアッピールの場所なのに、みんな覇気がないねえー。

小笠原・遠藤という準レギュラークラス以外は見るべきものなし。
マレーシアのGKがまともな方だったら0−0の引き分けもありえたよ。
宮本のヘッドはよかったかなあ。中心選手は90分使って欲しかったけど
4−0で勝利。 鹿島は良いスタジアムですね




2003.2.5(木) 第19節  ブレシア対ローマ at 録画観戦 スカパー

バッジヨ対トッテイのファンダジスタ対決が前者の欠場により残念ながら観れなくなり、ルイジ・ディ・ビアッジョの恩返しゲームとなった。

バッジョによるアクセントやアンドレア・カラッチョーロへのスルーパスがなくなった代わりに、チーム全体のスピードが増し中盤のプレスが強力になった。
このことも影響してか、ディ・ビアッジョの守備がすばらしく、読みが的中したインターセプトを連発しチームの士気を高める。
また、センターバックの位置からから相手ゴール前まで幾度となく積極的かつ魅力的に攻めあがる。 完全に一昔前のリベロですね。拍手\(^−^)/
トッテイがディ・ビアッジョの前では借りてきた猫のようにおとなしく、先輩の強くアグレッシブなボテイコンタクトになすすべもなくボールを奪われてしまう。
もっとロマニスタの少年は憧れの大先輩には頭があがらないのか?遠慮があるのか? テレビのスタジオにて清原の前でおとなしくなるPLの後輩のような感じか。

全体には引き気味だが、小気味良いパス回しでローマを翻弄するブレシアがPKの1点を守りきって1−0で、ジャイアントキリング!
小さなクラブの正しい戦い方を堪能しました。
マトゥザレムとマッテオ・ブリーギの若きダブルボランチはなかなか良いですよ。 ボールが持てて運動量が豊富でガッツがある若者が2枚揃うと大戦力ですね。
両名ともビッグクラブ行きの可能性高し..ってブリーギは復帰ですか。


2004.2.3(火) 第19節 ユベントス対キエーボ atデッレアルピ 録画観戦 スカパー

ユーベ対キエーボというカードはやたら点が入るらしい。芝のコンディションは最悪らしい。

豊富な運動量とパッサーと受け手に明確な意思のあるダイレクトパス回しで、試合開始からキエーボを圧倒する。
トレセゲが走りこんでくるカモラネージの位置を確認してバックヘッドで流し、鴨葱(カモラネーギ)がきれいに決めた。
ここまでは良かったのだが、前半途中からユーベ全体が省エネモードに突入してしまった。
両サイドの上がりは減り中盤も2名以上がゴール近辺に攻め込む回数は激減した。同時にバックラインが徐々に下がり気味...
つまんねえ試合だ。前節と比較して内容の低下が著しい。

途中から全く面白くない試合に突入して、更に早々にトレセゲとネドベドを休めさせた後は、
たびたび訪れるキエーボの決定機が外れることを願うのみの展開となった。 コラーディがいたら3点くらい取られてたよ。

派手な試合の後は「見応えが少ない超凡戦」となった。 一応、1−0で勝利。 失点が多いチームにとって完封自体は意味があったのかなあ?
コンテは久しぶりにスタメンを外れたがネドベドに替わって途中出場。


2003.2.2(月) 第19節  ボローニャ対ミラン atレナトダラーラ 録画観戦 スカパー

一言でいって中田によくパスが回る。集まる。
ピルロがDFライン前に位置するミランのプレスは冗談のように弱い。特に前節のパルマ戦と比較すると楽勝だ。
しかし、ボローニャのピルロに対するケアーも散漫で、ピルロより左右前後に精度の高いロングパスが面白いように通る。
アメフトのQBポジションからパスが通る...まるで、ショットガンフォーメーションみたいだ。 ミランは日大フェニックスか?

絶好調シェフチェンコがワントップと動きの遅いルイコスタとのトライアングルという二重苦をものともせずに
後方からのボールに角度を最大限与えてヘッドでゴール!
ボローニャはパスの70%ほどが中田を経由してそうなイメージで、彼にボールを集中させる。中田は短いドリブルを織り交ぜながら、
左右の足よりパスをばら撒き攻め続ける。しかし、活躍虚しく0−1で前半終了

前半よりやたらとヘディングでマルデーニとネスタに競り勝ちつづけたターレがやや抑えられ始めたことと、中田のパスの主たる受け手であるネルボが
ベンチに下がってから、ボローニャの猛攻の迫力がやや薄まる。
ロカッテリが何本かシュートを放ち、また決定機を演出するが彼を含めて決定力に欠けた。
攻めつづけるボローニャに対してミランのカウンターが不気味に映る。 そして...

トマソンの余計なゴールがだめ押しとなって2−0。アンチェロッテイが率いるカテナチオのチームに対して2点差は絶望を意味する。

総評としては、パンカロの守備は侮れない。 一流以下の選手に対しては滅法強い!
ピルロをフリーにしてはいけない。 視野の広さとロングパスの精度はフィジカルコンタクトの弱さを補って余りある。
今のシェフチェンコは誰にも止められない。 チームディレクターのバレーシが21世紀のプラティニと表しているらしいカカとのコンビは秀逸。
  シェバ本人の希望通り、インザーギとのツートップ+カカだと無敵のトライアングルですね。
ボローニャは先取点を取られると非常に苦しくなるチームの典型である=得点力が非常に低い
ターレが楔の動きで落とした球に対して、もっと中盤の選手が積極的に飛び出し、シュートだけでなく、フイニッシュまで(実際に得点の意味)
を中盤の選手が実践せねばならない。


2003.1.25(日) 第18節  パルマ対ボローニャ atタルデイーニ ★LIVE★ スカパー

ボローニャの中田が活躍できないシチュエーションが明確になった。
1.敵中盤の運動量が多く、中田に複数名から連続的にプレスがかかる。
2.ターレへのマークがきつい。もしくは今回のフェラーリのようにターレの高さと互角の勝負ができるDFが敵チームにいる。
3.シニョーリ不在も手伝って、パスの受けてになる選手の一歩目が遅い・ポジションが低い。
両チームともエースストライカーを欠き、中盤のつぶしあいになってしまったため
下記のエンポリ・ユーベ戦とは異なり、最近見始めた方から20年以上見てる人まで「つまらない、退屈な試合」であった。
0−0の引き分け。


2004.1.27(火) 第18節 エンポリ対ユーベ at 録画観戦 スカパー

試合開始前から満員のスタンドの雰囲気や花火・発煙筒の数より、エンポリファンの心待ちにしたカードがこの地で開催されることがわかる。
インテルをアウエーで破ったことも関係してか異様な盛り上がり方を見せるが。敵地ながらもとてもサッカー場としてよい雰囲気だと感じる。
トレセゲ、アレックス、テュラムのゴールデントライアングルにテュラムが戻ってきて、コンテも4節連続スタメンとかなり気合の張ったメンバーで望む。

ロッキのワントップにトップ下ディナターレ、他のフィールドプレーヤーは全て引いて守る布陣なのだが、この絶好調の二人が前線で精力的に動き回り、
MFが1−2名攻撃に参加するだけでインパクトのあるアタックを形成できる。
才能がありそうでなさそうなディナターレのスピードドリブルが今夜は全開で病み上がりのテュラムを翻弄する。
センターバックがやや右より偏ったところをゴール前真中に陣取ったロッキに背後からパスが通り、それを足先で合わせてファインゴール。
なんと、エンポリが先制。負けるわけにいかないユーベは前半から総攻撃態勢に突入して、分厚いアタックを繰り返す。
コンテ、デルピのシュートの雨あられの中より、キーパーより2メートルも離れていない位置からトレセゲがこぼれ球を強引に押し込んで1−1で前半終了。

後半もボールポゼションは完全ユーベのまま、トレセゲが2点目のゴールを決めて、私を含めた観戦者の大半はユーベの勝利を確信した。
しかし、この試合の本当の始まりはここからであった。3回に1回はテュラムを抜き去るという信じられないドリブルを繰り返すデイナターレが
ペナルテイエリア左エリア部分を深く切り込んで、右アウトサイドでゴール前を横切るセンタリング。これをロッキが難なくヘッド合わせて”まずは”同点。
数分後にペナルテイエリア右隅に位置するロッキが、斜め背後からの難しいパスをそのままダイレクトボレーで...本日最高のビューティフルシュート。
場内は騒然となり、エンポリのコーチや控え選手がグランド内に乱入してロッキと抱き合う時間が続いたが、まるでW杯決勝トーナメントの様!
主審は止めに入れないし、ユーベファンの自分にとっても自然な光景と感じた。

が、しかし、BUT、リッピがデルピエーロとユリアーノを見限り、ミッコリ、デイバイオ、ペソットを投入して3バックで3トップの超攻撃的布陣とすると
ミッコリがカモラネージの右サイドより遥かにエンポリに脅威を与え始めた。彼のセンタリングをゴール前のトレセゲが、ゴール前でボディフェイント
(ゴール右隅を狙う動作で左隅に後頭部で押し込んだ)をきかせて、GKの裏をつく技ありゴール!3−3の同点。 ブラボー!!!
守り入ったエンポリに逃げ切られて3−3の痛いドロー(勝ち点2を落とした)であったが、今シーズン見ていて最も楽しめたゲームであった。

試合を楽しめた理由は、全てのゴールが相手のミスによるもというよりは、口アンぐりのフェイントや精度の高いパス、見事なフィニッシュによるものであったこと。
また、エンポリの気持ちの入った姿勢、神がかったデイナターレとロッキのプレイ。
ユーベの失点を攻めるより純粋に相手の凄さに感嘆できるなど「サッカー楽しめる状況」の全てが揃っていた感がある。

最後に同じトリプレッタ同士でも、ファンの声援を受け勝ち誇ってグランドを後にするロッキと、まったく喜びの表情を浮かべないトレセゲが対照的であった。
ビデオ借りてでも見るべき試合である。


この試合を見てもセリエAは面白くないと言うのかい??






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